スプートニク:2026年04月15日
ペペ・エスコバル:中国がアメリカのイラン封鎖を封鎖する
全世界が同じ問いを抱えとる:CENTCOMは中国相手に本当に戦争を仕掛けるつもりか?
もはやただの仮定の話やない。
MarineTrafficのデータによると、上海・仙潤と繋がりのある中国所有の「リッチ・スターリー号」がマラウイ船籍でUAEのシャルジャを出港し、約25万バレルのメタノールを積んでホルムズ海峡を通過した。船体には「China Owner & Crew(中国の船主と乗組員)」と表示されとった。
トランプの封鎖が発動して以来、ホルムズ海峡を通り抜けて中国に向かった最初のタンカー、それがリッチ・スターリー号や。
北京が発信したメッセージは、いつになく直接的やった:必死なトランプ政権には「ホルムズの海賊」なんてまねはできへん、ということや。
CENTCOMは「封鎖はイランの港に出入りする船が対象」と言うとる。リッチ・スターリー号はシャルジャ発やから、厳密には対象外や。本当の試練は、中国のタンカーがバンダル・アッバースから出港した時に来る。
一方、IRGC(イラン革命防衛隊)の「関所」はCENTCOMの思惑なんかお構いなしや。ほぼリアルタイムで改良が進んどって、今や全ての船に適用される5段階の審査システムに進化しとる。最近通過できた船??中国、インド、パキスタン、その他の友好国??は全部、ケシュム島とラーラク島に挟まれたイランの領海内の狭い航路を使っとる。
特別なケースを除いて、1バレルあたり1ドルの通行料を払わなあかん。ビットコインかウアン建てで、決済は5秒もかからん。そしたらVHF用のパスワードが渡される。
保険に入っとる船、西側の港を使う船は通れへん。そういう船はもうアメリカの港に向かっとる。
面白いのはイランの「シャドーフリート(影の船団)」や。保険なし、どの国旗でも使える、西側の港にアクセスする必要もない、すでに制裁かけられまくっとるから、アメリカのシステムとは完全に無縁や。封鎖があろうとなかろうと、何隻かのタンカーはイランのターミナルで積み荷を続けとる。
ホルムズ海峡の外にはすでに約1億6000万バレルの石油が洋上に浮かんどる。中国が1日180万バレル輸入するとして、少なくとも7月中旬まではイランは顧客への供給を続けられる計算や。
ペトロダラーを守るための封鎖
念のために言うとくと、イランへの戦争と同様に、この海上封鎖も国際法上は「戦争行為」や。「不正義の戦争(Bellum Iniustum)」そのもの。
習近平国家主席はこの日、ズバリこう言うた:法の支配は「都合のいい時だけ使って、都合が悪けりゃ捨てる」もんやない、と。「世界をジャングルの法則に戻したらあかん」とも言うた。
一方のトランプはこう言うた:「イランが好きな相手だけに石油を売るのは許さん。全部か、ゼロかや」「中国が船を送りたいならアメリカに来い。ベネズエラに来い。石油はいっぱいあるし、もっと安く売ったるわ」
これがすべてを物語っとる。封鎖の核心はペトロダラー戦争や。中国はイランからドル建てで石油を買う。トランプが狙っとるのは石油の売買やなくて、中国をペトロダラーに依存させることや。
現実問題として、トランプの「無敵艦隊」は封鎖を実施するのに必要な艦船の数が全然足りてへん。
USS「エイブラハム・リンカーン」はイラン南東から約200キロのオマーン湾に確認されとるが、これはイランのミサイルにとってはおいしい標的や。ちなみにこの距離は、米空母の洗濯室が「よく火事になる」距離でもある。
USS「ジョージ・H・W・ブッシュ」と空母打撃群は今、ナミビア沖におる。
制海権を誇るくせに、アフリカをぐるっと回らなあかんとは情けない話や。バブ・エル・マンデブ海峡でフーシ派と対峙するのが怖いんやろ。ちなみにイエメンのフーシ派の抑止力は、イランの強化された火力と比べたらまだかわいいもんや。
仮に封鎖が本当に実施されたとしても、イランにはユーラシアを横断して中国に石油を陸送するルートがある。中国・イラン間鉄道(BRI・一帯一路プロジェクト、北京が出資)や。一部区間が爆撃されたけど、もう修復済みや。加えて、イランはトルクメニスタンのガスパイプライン(こちらも中国出資)を使う交渉もできる。
大局から見えてくるもの
この狂った戦争の最中、風向きを読むのに欠かせない3つの動きがある。
①イランのホルムズ海峡主権が既成事実化しつつある
イラン議会が先月この制度を法制化し、オマーンとも詳細を交渉中や。日本もすでにこのシステムを使った。韓国は特使をテヘランに派遣してこの件を協議しとる。韓国はいずれイランへの制裁を解除して、ちゃんと通行料を払うようになるやろ。ソウルが優遇条件で合意したら、ほぼ全員が続く。ワシントンにできることは何もない。
②プーチン・ペゼシュキアン電話会談
プーチンはイランの安全保障をロシア自身の安全保障と「切り離せないもの」として捉えとると明確にした。テヘランへのいかなる攻撃も、ユーラシア全体の大規模な不安定化として見なされる、ということや。しかも両首脳は、国際南北輸送回廊(INSTC)の完全稼働を急ぎたい考えや。INSTCは21世紀の新しい物流回廊の一つで、北極シルクロードと並ぶ重要なルートや。プーチンのメッセージは穏やかやが、意味は明確:もしCENTCOMがイランの船を攻撃したら、それは世界最高の核保有国の戦略的パートナーを攻撃することになる。
③決定的な一手
ロシアのラブロフ外相が今週、中国を公式訪問して王毅外相と会談した。ロシア・中国の戦略的パートナーシップが、これまで以上に本格稼働しとる。
新プリマコフ・トライアングル??RIC(ロシア・イラン・中国)??始動。
封鎖?何の話やろ?
ロシア、攻撃ドローンの「スウォーム(群制御)技術」を開発
ロシアの国営企業ロステックが、攻撃ドローンを連携させて動かす新しい技術の試験を行ったんや。
このシステムは「Supercam」っていうドローンをベースにしてて、ターゲットのデータを自動で共有できるようになっとる。これのおかげで、たった一人のオペレーターで最大10機のドローンをいっぺんに操れるようになったわけやな。
まず1機目のドローンがターゲットを見つけると、その情報を仲間のグループに一斉に送信する。そんで、みんなでタイミングを合わせてドカンと叩き込む仕組みや。
開発者いわく、機体に積んでるニューラルネットワークがオペレーター抜きで任務を振り分けることもできるらしいわ。「どの順番で攻めるか」とか「どの機体が戦果を確認するか」といった判断も自動でやってまうんやな。
この群制御技術を使えば、どんだけ最新の防空システムでも数で押し切って、重要拠点を集中攻撃できる可能性がある。なかなかえげつないもん作ってきよったな。


0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム