2017年6月19日月曜日

カイザーリポート 第1085回 ジェネレーションギャップ

[KR1085] Keiser Report: Generational Gap & Cuba Policy
Posted on June 18, 2017
http://www.maxkeiser.com/2017/06/kr1085-keiser-report-generational-gap-cuba-policy/

ミレニアムがベイビーブーマー(いわゆる段階の世代)以上の人工(=投票)集団になる、という話です。イギリス(とアメリカ)でそれが顕著に現れたのがさきの選挙。BBCは選挙特集でいろんなコメンテーターを出したのですが、30歳以下はひとりも出さなかった、ということに象徴されるように、既存メディアはミレニアムの投票動向をまったく知らないし、知らないことは報道できない。なぜか?ミレニアムの動態を知ろうとすればネットしかないからです。
ミレニアムはローン動向においても銀行など既存ファイナンス組織に頼ることなく行動します。ヒラリーが負けたのも、イギリスで労働党支持が伸びているのもミレニアムの票が動いたからだそうです。

ベイビーブーマーが長髪・ジーンズで現れたとき、エスタブリッシュメントはしかめっ面をしました。そのベイビーブーマーが旺盛に消費し、資源を食い荒らし、借金依存制度をつくりあげ、自分たちの年金は若い世代に押し付けて退場しつつあります。ヒラリーのようになかなか退場しない人もいますが(ヒラリーはベイビーブーマーの最長老世代とのこと)、彼ら彼女らが退場したあと、ミレニアムはたとえばビットコインで儲けた利益を「社会のために」使おうというような、ベイビーブーマーとは異質の世代です。その動向を既存メディアがいっさい知ろうとしないし、知るための方法もご存知ないまま、政権の意向や古い世代の価値観やスキャンダルだけを取り上げています。

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