2017年10月30日月曜日

カイザーリポート 第1142回 イギリス住宅金融サービスが本当にヘルプしたのは富裕層

[KR1142] Keiser Report: ‘Help to Buy’ – Who did it really help?
http://www.maxkeiser.com/2017/10/kr1142-keiser-report-help-to-buy-who-did-it-really-help/


前半のマックス・カイザーとステイシー・ハバートの掛け合いはイギリスの住宅金融サービス組織 HELP TO BUY が助けていたのは住宅を必要としている中・低所得者層ではなく富裕層と住宅会社でした、という話です。住宅会社はいいチャンスとばかりに住宅価格を倍くらいに引き上げたのだとか。
ふたりはロンドンに長く暮らしてたので没落するイギリスの状況が気になるようです。
前半はそれくらいにして、おもしろいのは後半。マイケル・ペントのつづきです。

まずfutariha
20.6兆ドルの負債を抱えるアメリカ国債がいつ崩壊するかについて熱く語ります。マイケル・ペントーは崩壊が2016年に来ると予言したのがはずれたことをここで潔く謝ります。
なんで崩壊せず今日まで持ちこたえているかについて、マイケルはこう分析します。

それは連銀が(発行する紙幣のボリュームとスピードで)市場を制圧してしまい、市場の価格調整機能もボラティリティーもなくなってしまったからだ、と。

それからふたりの話題は日本と円に移ります。

マックスは日本のことを「ハービー・ワインスタインっている」と言います。相当詰んでいるということのようです。マイケルいわく、投機屋が資金を調達するのは円キャリートレードしかない。そして調達した資金をヘッジで包み、いっときのロンドンではやったようなリハイパーリフィケーション(たぶん幾何級数的に含み資産を拡大させること)で投機に投入している。それを知っていて日銀は紙幣を刷り続けることをやめられない。しかしいつか終わりが来る。特に日本のようにメジャープレイヤーであるにもかかわらず、石油資源をほぼ100%輸入に頼っているような、ファンダメンタルで脆弱性をもっている国の通貨があぶない、と言います。

マイケルがそうであるように、ファイナンスの人間は誰しもポートフォリオにヘッジを組み込んで、景気が、株価が、為替がどっちに転んでも損をしないようにしている。だから
ドルとユーロでポジションを売らなければならなくなったら、円を処分するしかない。同じように円が危なくなったら株式市場に流れていた金を機関投資家は引き上げなければならない=大量の株売りが発生する=>為替市場で円が暴落する、というシナリオを考えておくべきだといいます。

マックスいわく、2008年のサブプライム危機の直前まで経済学者たちはアメリカ全土で同時に不動産価格が暴落するなんてありえないと言っていたけれど、それが発生した。遡って1997年にサイバーネーションに経済危機なんてありえないと言われていたのにルーブル暴落をきっかけに市場が崩壊した。さらに遡って1987年、ポートフォリオ保険があるから何が起こっても大丈夫と言われていて経済が激変した。歴史を見ると「これだから大丈夫」っていうのはありえない、と昔を振り返ります。

日本と円が一番ヤバいし、ヤバい状況が引き起こされるとすれば日本と円が触媒になる、というのがふたりの見立てです。

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