2024年4月9日火曜日

ロシアはガソリン不足に備えている

https://www.zerohedge.com/markets/russia-preparing-gasoline-shortage

2024年4月9日(火) - 午前07時20分

OilPrice.comのツヴェタナ・パラスコヴァ

ロイター通信が月曜日、業界筋の話として報じたところによると、ロシアは、ウクライナの無人機攻撃による損傷やメンテナンスのために精製能力が低下し、ロシア市場でガソリン不足が発生した場合に備えて、カザフスタンからガソリンを輸入しようとしている。

ロシアはカザフスタンに、10万トンのガソリンを納入する準備をするよう要請した、と情報筋はロイターに語った。

ロシアはまた、現在の国内供給が需要を満たすのに不十分な場合、ベラルーシからガソリンを輸入する用意がある。

ロシアは、最需要期の国内供給を十分に確保するため、3月1日から6ヶ月間の輸出禁止を課し、鉄道経由のガソリン輸出を半減させたと推定されている。ウクライナの無人機による空爆の後、いくつかの製油所が定期メンテナンスと緊急修理を受けている。

ロシアは2024年3月1日から8月31日までガソリンの輸出を停止し、ピーク時の国内市場への供給を確保した。2023年秋、ロシアは軽油とガソリンの輸出を禁止した。原油が高騰し、ロシア・ルーブルが下落したため、国内燃料価格が高騰し、供給不足に陥ったためである。

ロシアはここ数週間、季節的なメンテナンスのために精製能力が低下しているが、とりわけウクライナからのドローン攻撃により、いくつかの製油所が損傷し、修理のために操業を停止している。

ロイターの試算によると、ウクライナの無人機攻撃によって停止したロシアの石油精製能力は、ロシアの総精製能力の14%にあたる。ロイターは先月、日量90万バレルの石油精製能力がドローン攻撃によって停止されたと報じた。

最近では、春の大洪水によってロシアの製油所が閉鎖され、その地域のダムが決壊して数千人が避難を余儀なくされた。

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