2015年6月26日金曜日

「グローバル化は、炭素排出を削減しようという京都宣言 (1997) が、逆に加速したのだった。」

「BPデータを読む:エネルギー消費はピークに達したようだ。」というブログをゼロヘッジが引用しています。
http://www.zerohedge.com/news/2015-06-24/we-are-reaching-peak-energy-demand-bp-data-suggests

結論部分にこんなことが書いてあった。
「僕たちの目前にあるのはグローバル化で加速された世界経済のなれの果ての姿だ。成長は停滞し、成長が停滞するゆえにエネルギー需要が停滞する。グローバル化は、炭素排出を削減しようという京都宣言 (1997) が、逆に加速したのだった。2001年に中国がWTOに加盟したこともグローバル化を加速した。炭素排出量が増えたものそれからだった。」

グラフをみるとなっとくできます。
https://gailtheactuary.files.wordpress.com/2015/06/co2-emissions-by-part-of-the-world-2014.png

 さらにいわく、
「グローバル化が限界にきたのだ。だから原油はじめコモディティー価格が下落した。価格下落と消費停滞が同時にやってきた。世界経済は停滞期に入った。近い将来にさらなる需要と価格下落があるに違いない。世界同時不況がやってくる。
個人的見解なのだが、世界が有限であるかぎり、コモディティーの価格が安くなっても需要の停滞はさけられない。下限に達したら価格は上がり供給が足りなくなるはずだとおもっている人たちもいる。現今のネットワーク化された経済のもと、かなり長いあいだリバウンドは起こりそうにない。もしエネルギー価格が上がったら、景気が低迷しエネルギー価格はまた下がらざるを得ない。そして賃金が安くなり、借金をしてまで事業をおこそうという人たちの数が減る。そういうときには物価も下がる。ネットワーク化された経済システムは常識どおり動かないのだ。常識にとらわれた目には問題の所在がみえないのは無理もない。」

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