2016年12月11日日曜日

これは驚き非OPECが産油削減で合意てか

12月10日の土曜日の合意だそうです。非OPECで合計日産60万バレルの減産。内訳はつぎのとおり。
•    Azerbaijan to cut 35,000 barrels a day
•    Bahrain to cut 12,000 barrels a day
•    Bolivia to cut 4,000 barrels a day
•    Brunei to cut 7,000 barrels a day
•    Equatorial Guinea to cut 12,000 barrels a day
•    Kazakhstan to cut 50,000 barrels a day
•    Malaysia to cut 35,000 barrels a day
•    Mexico to cut 100,000 barrels a day
•    Oman to cut 45,000 barrels a day
•    Russia to cut 300,000 barrels a day
•    Sudan to cut 4,000 barrels a day
•    South Sudan to cut 8,000 barrels a day
こないだのOPECの日産120万バレル減産とあわせて、ウォールストリートジャーナルによると世界の産油量の2%を削減するという歴史上なかった合意です。これを根回ししたプーチンさんってやり手だねえ。

じつのところOPECはシェアを落としていて、そのぶん非OPECのシェアがずんずん伸びてきた昨今の状況。

しかもサウジはいままでさんざん減産するといいつつ減産しなかったことについて、「ワシら嘘つきじゃけ」とアラブ人らしいカミングアウト、というか開き直り。しかし非OPEC減産合意するとなるとインパクトは大。

しかし実際に原油価格が上昇すると、アメリカのシェールオイル会社が活気づいて増産を始めます。そのへんがダークホース。アメリカのシェールオイルはサウジ増産<価格下落のあおりで多数が倒産しましたが、生き残った少数の会社は、じつは財務体質がスリム化して強靭になっているそうです。そしてトランプさんの経済政策はシェール産業に追い風。

ガソリンエンジンのみのチープな中古車に乗っている我が輩としては、ガソリン価格が気になります。しかしそれよりも、過去のバレル150ドル時代の影響でハイブリッド化がすすみ、輸送用燃料需要が激減した日本の例にならって、原油価格が閾値を超えたらハイブリッド化の波が欧州、中国、そして東南アジアに波及し、いよいよ原油需要が減るんじゃないでしょうか?

そうしたらサウジはイスラム国を支援する余裕がなくなり、イスラム国はトルコに吸収され、トルコはイスラム国傭兵をつかって原油獲得のためクルード地域を攻撃・占領・・・ということになるのかな。パレスチナをイスラエルが占領したように、トルコは北イラクや、あわよくばアゼルバイジャンも占領したりするのかな。

エルドアンならやりかねない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム