2017年2月3日金曜日

溜まっていたゼロヘッジ 2月3日

Congresswoman Who Says U.S. Funds ISIS Just Got Back from Syria: Here's What She Found
Jan 31, 2017 7:30 PM
TheAntiMedia.orgから。
「アメリカを攻撃したのはシリア政府じゃなくてアルカイーダ。そのアルカイーダをアメリカが支援してシリア政府を打倒しようとした。」
これをヘンだと思ったアメリカの下院議員タルシ・ガッバードさんがシリアでアサド大統領はじめ普通の人やいろんな人にあってきたそうな。そのことでメディアが騒いでいるのだけれど、騒げば騒ぐだけ偽善があきらかになっている。
第1に、オバマにもブッシュ(両方ともアサド大統領を戦争犯罪者と呼んだ)にも言わないまま渡航したから。
第2に、政府要人でアサド大統領にあったのは2009年のジョン・ケリーが最後。いろんな戦争犯罪をアメリカのメディアがアサドのせいにしはじめたのは2011年。
第3に、アメリカ議会では年寄りたちが現場をいっさい知ることなく見ることなしにシリアという途上国に1発何百万ドルというとマホークミサイルを多数ぶちこむべきかどうか書類を回している。(議会の承認なしに攻撃命令を出したのはオバマだったんだけど。)
そのアホさ加減をガッバードさんが行動で暴いてしまったということだ。

Destroying The "Wind & Solar Will Save Us" Delusion
Jan 31, 2017 6:40 PM
“Our Finite World” (我らが有限の世界)ブログから
人類75億人が使うエネルギーには水力、地熱、バイオマス、太陽光、風力、核などいろいろあるけれど、化石燃料発電はハミゴあつかいである。風力とか太陽光はほんとうにいいのだろうか?
1. BPの「ワールドエネルギー」報告書2015年によると、1985年で化石燃料が89%、30年後の2015年に86%。30年で3%の減少なので、もしこのまんまなら消費ベースで化石燃料から脱却できるのに860年かかる。発電ベースでならちょっとはマシなんだけど、それでも化石燃料から脱却するのは無理っぽい。
2. 電力グリッドのメンテナンスに化石燃料を使っている。たとえば送電線の鉄塔をメンテナンスするのにトラックやヘリコプターが必要。
3. エネルギーが一番いるのが冬。冬は日当たりが悪く、風力は風まかせ。
4. 石炭や天然ガスを燃やした熱をいったん電気に変換してから熱に再変換するとコストがそのまんま燃やすより高くなる。化石燃料から電気への返還率が38%(BP報告書)。化石燃料=>電気=>熱より化石燃料=>直接熱のほうが効率がいい。化石発電した電力を自動車工場で使うというなら非効率を経済が吸収できるわけだが、家庭の煮炊き暖房ではそういかない。北京の大気汚染もこの差を経済が吸収できないから。
5. 民生用エネルギーは廉価であるべき。風力も太陽光も単品コストだけじゃなくて、グリッドコストとか蓄電とかバックアップのコストを合わせると廉価じゃなくなる。学者がつかうEROEI(Energy Return on Energy Invested:エネルギー投入量あたりのエネルギーリターン)という数値だと、発電所と消費場所のあいだの「どこで線引きをするか」で結果がぜんぜん違う。「線引き」を「消費地」ベースにしてしまうと風力も太陽光も化石とくらべてEROEIは高くなる。
ついでながら「労働あたりのリターン」つまり風力なり太陽光なりを作っている労働者たちがその給料で電力を買えるかどうかという点で、風力や太陽光がそこまで安くならないんじゃないか。
6. 蓄電の問題。夏の風力や太陽光設で作った電気を冬に備えて蓄電するというのは理論的に可能。ただしバッテリーそのもののコストのみならず蓄電ロスも考える必要がある。いっそ化石燃料なら貯めるのも直接燃やすのも簡単だ。
7. BP報告書はスェーデン、ノルウェー。フィンランド、スイスで電力割合が高いと言う。そりゃあ水が豊かな狭い国で水力発電施設が焼却を終わっていれば発電コストは安いだろう。おまけに核発電もむかしからやっている。概して先進国では電力割合が高い。
8. アメリカでは水力発電も夏と冬の差が大きく、送電コストも大きい。
9. 再生可能な電力源といえば水力がいちばん。だけど水量は年により地域(国)によりばらつきが大きい。特にでっかい国(=送電線が長い)は不利。
10. 化石燃料はいつかなくなる=値段が高くなる、と思われているが、実際のところ問題は利用できる量とコストの問題なのだ。消費者は収入の範囲内でしかエネルギーを買うことができないのだから。
結論:「再生可能」ならいいという時代はそろそろ終わりにすべきだ。いろんな要素を加えたコストとリターンを考えるべきじゃないか。

"Islam Is Strengthening In Europe... With The Blessing Of The Church"
Jan 31, 2017 5:00 AM
「教会がアホやさかいイスラムの流布をたすけとるんどす。」とポンペイ大司教のカルロ・リベラッティさんが言ったそうな。いわく、イスラムが伸びているのは「金になるからどす。」他の司教やら政治家たちも、ある人は出生率で考えたら、「欧州はモスレムに征服されますえ。」という。非難は法王が難破船のイスラム移民にかけた慈善行為にも及んでいて、「法王さん、欧州を見捨てとくんなはれ。文明は欧州にしかおへんのどすさかい。」と云々。

U.S. Travel Ban Puts Saudi Arabia In An Awkward Position
Jan 31, 2017 2:45 AM
トランプさんの中東人渡航禁止措置に友邦たるスーダンやイエメンが含まれているのでサウジがいささか困っているそうです。サウジたらヒラリーに巨額の献金してたし。

Why The Cold War Between Tech CEOs and Trump Is About To Go Nuclear
Jan 30, 2017 6:35 PM
テクノロジー富豪CEOたち(グーグル、マイクロソフト、IBM、シスコ、アップル、インテル、フェースブック)がトランプ方針に文句をつけています。なんでかっていうと、金儲けのスピードが遅くなるから。専門家ビザ取得要件とかが問題なのだそうです。

Trump Slams McCain, Graham: "Stop Trying To Start World War III"
Jan 30, 2017 5:04 AM
マケインとグラハム、ふたりの戦争政治屋がトランプさんの移民政策に反対と表明したのを受けてトランプさんがツイッターしていわく:
「移民に弱すぎやん。」
「第三次大戦に邁進するより国境警備に邁進されたい。」
ワザアリ、ってかんじですな。

Is Soros On The Ropes?
Jan 29, 2017 8:25 PM
トランプ勝利、ブレギジットなど政治的にダメージが大きかったソロスさん。本業のほうでも10億ドルふっとばしてしまい、おまけにAFMの「うっかりミス」でオランダ企業を狙っていることがバレてしまいました。ソロスさんのオープン・ソサイエティーが「17歳から26歳のイスラム移民求む」なんて広告を出してたのが気に入らなかったらしいオランダ政府、ルッテ首相みずから「移民たちに告ぐ。オランダがいやなら去れ。」と公示。ハンガリーもソロス・サンタクロースを追い出しにかかり、チェコもそれにつづくかんじです。
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個人的な考えだけど、池田大作公式死亡後の創価学会はソロスのオープンソサイアティーみたいなファンドに脱皮するんじゃないかな。そしてその傘下に無辜で平和主義みたいな顔のNGOをたくさん作る、てな。
ソロスのNGOはハンガリーの外務大臣いわく、「政府じゃないからいいのか、っていう話だ。NGOのトップは選挙で選ばれるわけじゃない。ソロスのNGOみたいに、ある国(たとえばウクライナ)の政権が気に入らないから転覆させてしまえ、っていうのは不当だ。特定のスポンサーの意向を反映したNGOを排除するのは民主的政府として当然のことだ。」
創価学会も新興宗教を背景とした国家をつくるのかな?・・・それならすでに前例がある。ユダヤ教国家イスラエルと、イスラム国!
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The Trap Is Set: "Both Sides Are Utterly Unprepared For What's Coming"
Jan 28, 2017 8:45 PM
ざっくり言えば、トランプ経済政策はインフラ投資で景気を浮揚させようとしているのに、連銀の利上げ政策は緊縮方針。さてどちらが勝つか?

Why Did The Media Fail So Badly In Its Efforts To Elect Hillary?
Jan 28, 2017 7:45 PM
なんでメディアがヒラリー擁立で大失敗こいたのか?
まとめると、時代が違う。メディアを信頼するアメリカ人はたったの32%。30歳までの人たちはブランドロイヤリティーと無縁だけどネット口コミで動く。(下着はワコール、じゃなくてネット口コミで評判よければユニクロでもグンゼでもいい、ということだな。訳者注。)
練りに練られ洗練された広告宣伝手法(ちなみに筆者は宣伝=政治の世界、広告=民間の世界、とはっきり区別しています。訳者注。)に対し実績も自信もあったメディアとヒラリー陣営がうちわだけで盛り上がっていたから。

Trump Shuns Establishment 'Board Meeting'
Jan 28, 2017 5:45 PM
ロン・レーガンいらいの歴代大統領が出席するのが恒例化していたアルファルファクラブの土曜ディナー(「米国エスタブリッシュメントの理事会」てか)にトランプさんたら出ないそうな。就任おめでとう!なんて乾杯しつつ嫌味なジョークなど聞かされるんだと。んでプーチンさんと電話するんだそうな。

How To Defeat The Globalist System
Jan 27, 2017 10:00 PM
Alt-Market.comから転載
グローバリスト・システム打倒の方法
「第4世代の戦争」の入門編。孫子は戦わずして勝つを最上とする。同様にこの戦争では忍耐を武器とする。頭脳戦ではランド・コーポレーションのようなシンクタンクが敵である。心構え:容易な戦いではない。政府議会に自己浄化は期待しない。トランプにも期待しない。さて戦術である。まずシステムから独立する。そしてテクノロジーによる侵略から遠ざかる。そしてリアルなコミュニティーをつくる。(アマチュア無線のような)代替コミュニケーションルートを確保する。リソースマネジメントに参加しない。グローバリストは集中させたがるので、そもそもリソースを提供しないということだ。
10年後に転換期を迎える。そこから戻ることはできない。グローバリストが跳梁跋扈するか、それともやつらを牢獄にぶちこむか。大恐慌のあと新世界秩序を受け入れるのか否か。すべては我々しだいだ。

What Would A Labor-Centered Economy Look Like?
Jan 27, 2017 2:12 PM
OfTwoMindsブログから転載。
労働集約的経済とは?
まず「資本主義」なる言葉を解体しよう。「資本」っていうのがある。それが鍵だ。
では資本とは?現金、植物、工場、水利権などなど。
「信用」が登場する。信用があって金利がゼロなら資本調達は容易だ。投資で利得をてにいれることができる。
資本はだいたいにおいて可視的なものだ。しかし信用や土地や原材料を加工するには知識と経験が必要だ。それを人的資本と名づけよう。有能な人をたくさんやとったら、それが社会資本となる。
さらに深掘りすれば、いろんな資本があることがわかる。象徴的資本と名づけよう。
建物をインフラ資本と名付けよう。さらに文化資本っていうのもある。工場だって錆びついたら使いものにならないから、文化が必要なのだ。その土台は人間だ。だから人間の努力を労働と名づけよう。ロボットはどうか、って?ロボットはお値段以上の価値を生み出さなければ誰も使わない。つまり利益がなければ使われない。いっぽう人間はさほど利益があるわけではない。たとえばスラム街の美化運動は、利益を生み出さないよね。だからグーグルもアマゾンもマクドもアップルもNetflixもスラム街の美化を事業化しない。
ポイントは、利益はきわめて限られたものとサービスでしか生み出せないということだ。それ以外の人間の活動はあんまり利益と関係ないということだ。
さて「信用」について。金利0.1%で10億ドル借りられたら、3%の利益を生む資産を買って金利を払い、のこりの2.99%でいい暮らしができる。でもその10億ドルはピラミッドの頂点に近い銀行や富豪から借りなければならない。
そこでまったく新しい考え方がある。
ピラミッドの下にいる働く人々がコミュニティーのために働いたときもらう新しい貨幣をつくる。貨幣をつくる力をピラミッドの頂点からひきずりおろすんだ。というより、新しい貨幣がピラミッドの下から上に向かう流れをつくる。ピラミッドの上のやつらがほんとうに役立つ製品とかサービスを提供するなら。
てな按配で、労働集約的経済のかたちとして、
1. ピラミッドの下で、コミュニティー奉仕をする人たちのために新しい貨幣が創られる。(いっぽうでグローバル企業にはそれぞれのやりかたで利益を追求してもらう。)
2. 文化・インフラ資本を拡充する活動に対し対価を払う。それで人々は生活必需品を調達できるようになる。
3. 労働は生産性により対価が支払われ、そのために資本は労働に従属する。

What's Behind The Collapse In Global Exports?
Jan 27, 2017 1:28 PM
MishTalk.comから転載
日本、EU、途上国を問わず、輸出が振るわない。アメリカはマシだけど下がっている。為替が下がれば輸出があがるのか?日本を見ればそうでないことがわかる。そしたらトランプ経済政策のもと、これからも輸出は下がり続けるのか?そして原油価格は崩壊するのだろうか?

Bannon Declares War On The Media: "You Are The Opposition; Keep Your Mouth Shut"
Jan 26, 2017 11:41 PM
バノンさんが吠えております。
「メディアはアメリカのことをわかっとらんのだ。なんでトランプが大統領なのかもわかっとらん。それなら黙ってろと言いたい。100%間違えとる。永遠に残る大敗北だな。」
「大統領選挙の担当をまだクビにしとらんようだ。そう、ヒラリー選挙運動員らのことだ。クビにできないからナメられとるんだ。」「民主党じゃなくて、反対党だ、メディアは。」
就任式の参加者関連でショーン・スペンサーが信頼を失ったことに関連していわく、
「それ冗談かよ?整合性に疑義って、褒めことばじゃないのか?メディアの整合性なんてゼロだ。インテリジェンスもないし汗もかかない。」
他にご質問は?

JC Collins: "Canada Must Ban George Soros Foundations Now!"
Jan 26, 2017 8:25 PM
「慈善団体」っていうのは、ソロスの場合リベラル左派に金を出すのが慈善なんだな。愛国心がなく、中絶と離婚の推進派で、過激な環境保護活動をしていて増税賛成。おかげで炭素税なんて糞を西欧に押し付けられたのである。
シンクタンクのCAP(アメリカ進化センター)OBがオバマ政権に入り込んでいた。スタッフの相当部分がOBだった。
ソロスはいろんな国で奨学金もばらまいた。おかげで学校の教師たちはほとんどリベラル左派だ。
ソ連の崩壊もアラブの春もソロスがいた。ソロスは対イスラエル戦争にもカトリックの環境保護にも金を出す。つまり宗教性とかイデオロギーは関係ない。国連がリベラル左派に支配されてきたのも、アジェンダ2030もソロスの仕事だ。
そのソロスへの反撃ははじまったばかりだ。カナダもソロスを追い出すべきだ。云々。

Former CNN Reporter: "CNN Is All About One Thing... And It's Not Journalism"
Jan 26, 2017 2:40 PM
OBいわく、CNNがめざすのはただひとつ:ジャーナリズムではない。以下略。

Ukraine's Problem Is Ukraine
Jan 26, 2017 3:30 AM
ウクライナの問題はウクライナそのもの。
ウクライナ政府はワシントンDCのロビイストを雇ってトランプ政権との橋渡しを期待している。対外政策より内政の手当が大事なはずだが。ウクライナ問題を4つに大別しよう。軍隊維持のための複雑すぎる調達機構。ロジスティックスのための戦略不在。親ロシア「第5世代」官僚。腐敗。
防衛費の半分は汚職に流れる。汚職で効率が良くなるならいいが、そうならない。国の命運がアメリカとの絆にかかっている。アメリカからの援助がどうなったのかそれを糾明するつもりがあるのかどうか?

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