原油価格の高騰はいつまで続くのだろうか
OPECプラス(プラスというのはロシアのこと)の会合がUAEのわがまま(俺んとこにもっと割り当てよこせ=もっと汲みあげさせろ)で流会になったので、需給バランスがタイトになるという予測から原油価格が高騰している。
NHKでは石油情報センターがなんだかんだこじつけを発表しているけれど、けっきょくのところ需給関係で価格が決まるようだ。そう言ってしまえば身も蓋もなく、なんで高給を食んでいるのかということになる。
イランはJCPOAの枠で石油市場に復帰するといわれている。OPECプラスも、カルテルが成立しようがしまいが、原油を輸出しなければ財政がもたない。価格高騰がつづくと、市場が化石燃料を見放してしまう。
高値がつづいて安堵しているのはコスト高にあえぐアメリカのシェールオイル業者であって、いわばアメリカは高値をつづけるためにベネズエラやイランやロシアをいじめているというふうにいうこともできる。
中国は6月以来、ハイピッチで原油を買い付けている。しばらくは高値が続くだろうけれど、中・長期的に見れば価格が崩壊しないわけがない。
という見方が合理的だと思う。
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