2022年3月2日水曜日

積み木崩し

 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00179/022800096/

プーチン大統領は「別れた恋人に暴力を振るう悪質なストーカー」

名越健郎

1. 外国語系の人は(例えばプーチン、例えばソ連、例えばロシア人、例えばウクライナの)好き嫌いは別にして、基本的情報を押えているので安心して読める。

2. ただしこの爺さまはちょっと違う。1953年生まれということは、我輩より5年上。5年上といえば、全共闘のきな臭い匂いが大学に充満していたはず。この爺さまの頭はひょっとして、ソ連時代で止まっているんではなかろうか。ソ連時代に宗教はたいして問題にならなかったが、ロシアとウクライナの違いは人種民族ではなく、両方が抱える歴史、なかんずく宗教の違いというのが指摘されている。

3. だいいち、侵略されているのはウクライナだけれど、主題はウクライナではない。ウクライナは西欧にとって質草であり、ロシアにとってバッファーである。主題はNATOの拡張主義であり、エネルギー価格であり、国際金融であり、国連であり、冷戦終結後のアメリカ帝国主義である。

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さて、なんでインド人留学生がひとり殺されるまで避難しなかったんだろう?

インドは300年以上イギリスに支配されていたので、地続きの人たちが感じる恐怖を忘れたのだろうか?

逆に台湾や日本といった島国の人たちは、恐怖への感受性に欠けるので、勇ましいことを言ったりやったりしてしまうのかもしれない。アメリカもイギリスも島国だと思う。

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フィヨドル・ルキヤノフさんが格調高い文章でつづる「ひとつの時代の終わり」

https://www.rt.com/russia/550873-ukraine-action-end-era/

ロシアは中期的な困難を覚悟でゲームチェンジのきっかけをつくったということがわかる。

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軍産複合体の宣伝媒体となったメインストリームメディア。NHKなんて官邸も言っていないようなウクライナ寄り西洋寄り、つまりひとことでいえばダボスプロパガンダ機関になってしまった。そのなかでなんも考えてなさそうなJBプレス。そこでウクライナのことを書いている(*上述したように主役はウクライナではないのだが)のは狗糞ジャーナリストばっかりになってしまったのだが、自衛隊の西村金一さんだけ、さすがに事実として書いているぶんには読んでよかったと思わせるものがある。

いわく、「ロシアはとても臆病なので、兵力で3倍差でも行動を起こさない。5倍差でやっと動きはじめる」と。

そのロシアが行動を起こしてただで済むわけがない。

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地続きの人たちというのは、サバイバルが第一優先なので、3秒前にいっていた意見を翻すのを「悪」とは考えない。サバイバルが善なので、二枚舌三枚舌は方便のうちなのだ。我々島国の人間は二枚舌そのものを悪と断定する癖がある。でも明日になって西欧の多くがオセロみたいにいっせいに色が正反対に変わることが信じられない。でもそれは、ちかくの例で言えば南朝鮮がそうであるように、善悪を超越したふつうのことなのだ。

戦国時代は日本もそうだったらしい。お城のなかで殿様や幹部が籠城する場所の備蓄はとんでもなく少量だったらしい。それは協定を結んでいる他の軍勢が助けに来てくれるはずだから。ほんまに助けに来てくれるかどうかを周囲の殿様たちがじっと見ていて、ほんまに助けにきてくれるところは信頼するけれど、いざというときに寝返ったところは、いくらそのときの勢力が強くってもいっせいに、あたかもオセロがひっくり返るように引くのだそうな。

欧州もそんなもんだと思う。

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プーチンさんのロシアがどこまで行くのか。ポーランドなどロシアに隣接する国々からのミサイル撤去か、あるいはNATO解体か。欧州がどれだけビビっているかは、スイスが永世中立を放棄したことからも察することができる。逆にドイツはロシアとすでに話がついているんじゃないかというくらいアクションが早い。早すぎる。さすが欧州だ。ナイフで戦うふりをしながら、背後のフランスを刺すことを考えているのかも。こんな腹黒い人たちが、おしゃれでファッショナブルでモダンで金襴緞子で、チーズくってワインのんでるような、スイーツとカフェオレすすってるようなイメージをばらまいてきたのだ。そして欧州の誰もが小さなアドルフ・ヒトラーを魂に宿している。

島国に生まれるのも悪くない。


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