2022年2月23日水曜日

このところ日本政府の外交は意外としたたかかも

 NHKによると、岸田総理いわく

「独立の承認など一連のロシアの行為は、ウクライナの主権、領土の一体性を侵害するもので、認めることはできず、強く非難する」と。

いかにも激おこという感じなのだけれど、これはもちろん声の大きな兄貴アメリカへの忖度。つづく後半部分がとてもいい。

「今後、わが国としては、事態の展開について深刻な懸念を持って注視し、G7をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む対応を調整していく」

深刻な懸念、注視、連携、調整・・・とりあえずなにもしないといっている。そりゃそうだ、このところ仲のいいロシアと中国、ふたつのでっかい国に隣接しているのだから。

現政権の閣僚の多数がいろんなレベルの日中友好協会の役をもっている、あるいはもっていたという。その調整だけでも大変だ。たとえ中国が台湾侵攻しても、なんもしないに決まっている。中国さん、やるなら今でしょと思うのだが。

かんじんのアメリカも、メディアと軍需産業(=各州で数千人規模の雇用を生みだす重要顧客+資金源)向けに勇ましいことを言ってはいるけれど、じっさいにやっていることはカネと武器は出しているだけ。それだけでも罪深いけれど。

バイデンさんと影武者がどういおうと、ウクライナ情勢なんてアメリカの安全保障にはなーんも関係ありはしない。ウクライナに住む人々の命だって、イエメン人の命とおなじく、失われても痛くもかゆくもない。まだまだ寒い欧州で人が凍えようが、やっぱり関係ない。

外務省。そのへんを読みきっている感じがする今日この頃だ。


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