2022年4月17日日曜日

考察:武器で支援すると戦争は永遠に終わらない

antiwar.comでDoug Bandowのコラムを読んでいて、こう考えた。

ダグ・バンドウが批判するように、アメリカも西欧(特にイギリス)がウクライナに武器を支援するから戦争が終わらない。アメリカもイギリスも、戦争はじぶんの国で行われているのではないので、戦争が終わらなくてもかまわない:それはわかる。しかしウクライナにとって、じぶんの国で戦争が行われているのに、それでも戦争を続けようとしている。

それはロシアが攻めてきたからだ、とマスコミしか見ていない多くの人は問うだろう。しかし、2014年からロシア人の住むドンバス地方に砲撃・ミサイル攻撃、戦闘行為を仕掛けてきたのはウクライナのほうなのだ。ウクライナが平和を愛するなんて嘘八百であって、ウクライナがミンスク条約を守っていればロシアが攻め込む必要などなかったのだ。

ウクライナが戦争になっているのは、自業自得であり、ロシアを戦争に引き込んだのは、ウクライナとNATOとイギリスとアメリカの責任だ。ロシアはそれを百も承知で侵略をはじめたのだから、プーチンさんがいうように「これしかタイミングがなかった」という意味で用意は万全ではなかったにせよ、覚悟はできているはず。

我輩がロシア側に立った見方をしているのは、ウクライナのネオナチがいうように、ロシアはアジアであり、ロシア人ははんぶんアジア人である。我輩はアジアの日本人なので、ロシアの見方でウクライナを見て、ロシアの見方でウクライナのネオナチの発言を聞いている。さらに、資源とエネルギーと食糧を作り出している国と喧嘩してはいけないと思うので、ロシアの見方をしている。

資源とエネルギーと食糧をつくりだしている人たちを挟み撃ちにして、その国を壊滅させてなにかいいことがあるのだろうか?それは欧米の不労所得経済圏の植民地を増やすことになるだけだと思う。欧米の植民地にされて久しく、自分たちの空が自分たちのものでない状態が70年近く続いている日本人として、アメリカの貨幣帝国主義のために20年以上にわたって経済が低迷している日本人として、ロシアにも中国にもそうなってほしいのだろうか?それともロシアと中国にがんばってもらい、アメリカの一極体制に穴をあけてほしいのか?

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