2022年4月4日月曜日

グローバル秩序に亀裂が生じた

https://charleshughsmith.blogspot.com/2022/04/the-global-order-has-cracked.html

このブログはユニークな観点から斬新な考え方を示してくれる。

メインの議論はビデオで記録されている。

https://www.youtube.com/watch?v=KnR8PNxcTp8&t=2s

今回の議論であがっているのはつぎのポイント


そのなかのひとつに挙げられているのが、日本政府が国債の利率管理能力を失い、円が崩壊すること。

そして注目すべきもうひとつはエネルギー不足。

ゼロヘッジも書いている「世界最大の石油トレーダーが、エネルギー市場の供給リスクが過小評価されていると指摘」

https://www.zerohedge.com/energy/vitol-warns-oil-markets-are-underpricing-supply-risks-commodity-traders-brace-higher-prices

そのなかで「上海ロックダウン」が挙げられている。なんで上海ロックダウンが石油不足になるかというと、ポスト上海ロックダウンで「中国はどんな手段を講じても、経済を活性化させるつもりだ。中国がインフラ整備と景気浮揚に力を入れるのは目に見えている。大きな支出を目にすることになる。」

さらに挙げられているのが「イラン・ディール」
ディープLによる翻訳を引用する:

原油価格のもう一つの強気リスク要因は、JCPOA復活に向けたイランとの協議が決裂していることだ。ミュラー氏は、両者の交渉姿勢に大きな違いが残っていることを指摘し、市場が合意の確率を過大評価していると考えている。
米国政府高官は先月末、協定は「差し迫ったものではない」と述べ、イランも同様のコメントを発表した。イスラエルやサウジアラビアを含む中東の多くの同盟国は、協定が復活すればイランに石油をもたらし、地域の代理人グループへの武装を継続させることになると警戒を強めている。
「誰もがイランの石油供給が再開されると期待していた。今、第2四半期にそれが起こるとは誰も思っていない。数週間前よりずっと可能性が低くなった。」

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イランの原油生産量は経済制裁以前のレベルに復帰した、と以前のプログで紹介したが、そうであればイランにとっても焦る必要はまったくない。産油国にとって原油価格が高いのは決して悪い話ではない。

というわけで我々はここしばらく燃料高騰と円安、したがってインフレに苦しめられそうだ。そして給与レベルはあがりそうにない。


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