カタールとドイツ、LNG供給契約で膠着状態?
https://www.rt.com/business/555229-qatar-germany-lng-deal/
2022年5月10日 11:56
カタールとドイツ、LNG供給契約で膠着状態? 契約期間をめぐり両国が対立
ドイツとカタールは、液化天然ガス(LNG)の長期供給契約に関して合意に至らなかったと、ロイター通信が報じた。
ベルリンはカタールが要求する20年以上の契約には応じないという。ウクライナ情勢の中でロシアの天然ガスへの依存を解消しようとしているにもかかわらず、ベルリンはこの期間を、2040年までに二酸化炭素排出量を88%削減するという計画に矛盾するものと考えている。
「LNG契約の長さがドイツの脱炭酸目標を危険にさらす可能性があるという問題を含め話し合われている」と情報源の一人はロイターに語った。
カタールは、ドイツがLNGの供給を他の欧州諸国に迂回させることを契約上で阻止したい。この措置はEUに歓迎されないと、関係筋は述べている。
情報筋の1人は、カタールとドイツのLNG取引は "すぐに実現する見込みはない "と同誌に語っている。
カタールは世界最大のLNG供給国である。ドイツの大手電力会社RWEはすでに2016年にさかのぼり、2023年末まで年間110万トンのLNGをQatargasと契約している。RWE関係者のほか、ドイツの別の電力会社Uniperの代表とドイツ経済相Robert Habeckが3月にカタールを訪れ、追加量のLNG供給を確保したが、これまでのところ長期契約には合意していない。
ロイターの情報筋によると、代表団は今月末にカタールに戻り、交渉を再開する予定だという。ドイツはカタールとの双方向のパートナーシップを目指し、LNGの追加供給契約と、カタールの持続可能性に向けた動きに対するドイツ企業の支援を交換するとしている。
「カタールとドイツ企業の間には、LNGは両国のより長い協力関係の第一歩に過ぎないという紳士協定が必要だ」と、ある匿名のドイツ業界関係者は述べている。
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