2022年5月19日木曜日

ジョージ・www・ブッシュ元大統領がついうっかりイラク侵攻を「残忍かつ完全に不当」と認めてしまう

https://sputniknews.com/20220519/watch-ex-potus-george-w-bush-admit-brutal--wholly-unjustified-invasion-of-iraq-in-freudian-gaffe-1095625646.html

ブッシュ元米国大統領は、ロシアが非武装化と脱ナチス化のための特別作戦を行っているウクライナ情勢について話した際に、ついうっかり舌を滑らせた。

ダラスのジョージ・W・ブッシュ大統領センターで行われたイベントに集まった人々を前にして、75歳の元大統領は、西側諸国がモスクワに対して行っている典型的な根拠のない主張を繰り返した。

ロシアの選挙制度がウクライナ危機を招いたと示唆しながら、彼は言った。

「ロシアの選挙は不正に操作されている。政敵は投獄されるか、さもなければ政治的プロセスに参加することを排除される」とブッシュは観衆に語りかけた。しかし、その後フロイト的な失態を犯し、こう言った。

「その結果、ロシアにチェック・アンド・バランスがなくなり、一人の男が全く不当で残忍なイラク侵攻を決行したのだ」そして「もとい、ウクライナだった」と言い直した。その後、ブッシュは「わしは75歳ですじゃ」と言って、自分の失態をごまかそうとした。果たしてこの発言はどの程度の失態だったのだろうか。

2003年、当時のブッシュ大統領は3月19日のテレビ演説で、イラクの人々が「統一された、安定した、自由な国を実現する」のを助けるのが目的だと述べ、イラクへの侵攻を宣言した。

「私たちは、脅威を取り除き、その国の支配権を国民に回復させること以外に、イラクに野心を抱いてはいない。わが国はこの紛争に不本意ながら参戦する。しかし、その目的は確かだ。米国国民と友人・同盟国は、大量殺人兵器で平和を脅かす無法者の言いなりになって生きてはいけない」と、ジョージ・W・ブッシュは当時述べている。

2001年から2009年まで務めたアメリカの第43代大統領は、当時の指導者サダム・フセインが国内に大量破壊兵器を備蓄しているという主張で、イラクに対する軍事力をあっけなく正当化した。

2003年2月5日、パウエル国務長官は国連安全保障理事会で、サダム・フセインが炭疽菌を生物兵器として使用し、無人飛行機でイラクの隣国あるいは米国に送り込むつもりであるという証拠を劇的に見せ付けたのであった。

パウエルは、「我々がお伝えしているのは、確かな情報に基づいた事実と結論です」と主張した。

しかし、大量破壊兵器の備蓄も活発な大量破壊兵器計画もイラクでは発見されず、侵攻の根拠とされた情報報告も虚偽の情報と偽造文書に基づいていたため、後者はその後、誤りであることが証明された。

国連の命令に従って特殊兵器を廃棄したイラクは、パウエルの安保理での演説を「スタントと特殊効果で完成された典型的なアメリカのショー」だと非難した。

大統領顧問のアミール・アル=サーディ中将も、米国が国連査察団に証拠を提供しなかったことで、国連決議1441に違反したと述べた。

米国と反イラク連合軍の合同部隊による作戦は、「イラクの自由作戦」として知られ、国連の承認なしに2003年3月20日に開始された。その後、2006年末にフセインが処刑されると、イラク全土でテロ活動が活発化し、やがてダーイッシュ(※)の誕生につながった。


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