2022年7月19日火曜日

ドイツ、ロシアのガスを代替ルートで利用できない理由を説明

 https://www.rt.com/business/559183-germany-rejects-nord-stream-2/

2022年7月18日 14:34

Nord Stream 2パイプラインは認定されていないとベルリン当局が主張

ドイツは、通常のルートであるノルドストリーム1がメンテナンスのために停止しているにもかかわらず、ロシアから天然ガスを輸送するための新しい代替パイプライン、ノルドストリーム2を使用できないことを、同国政府が月曜日に改めて明らかにした。

「ノルトストリーム2は認証を受けておらず、法的な許可も得ていない。この問題は関係ない」と、連邦経済・気候変動省のベアテ・バロン代表はベルリンでのブリーフィングで述べた(通信社タスより引用)。

今回の発表は、ガスプロムがノルドストリーム1を経由するEUのガス供給について、不可抗力を宣言したと報じられたことを受けたもので、同社の管理外の異常な状況を理由とするものである。同パイプラインは現在、木曜日までメンテナンスのため閉鎖されている。しかし、ドイツでは、ガスプロムが工事完了後も供給を再開しないのではないかと懸念されている。

ロシアからバルト海を通ってドイツに至るパイプライン「ノルドストリーム2」は、年間550億立方メートルのガスを輸送する能力を持ち、昨年9月に建設が完了した。しかし、米国の反対や、エネルギー面でのロシア依存の高まりに対する欧州の懸念から、認定作業が何度も延期されていた。ロシアのウクライナ軍事作戦開始前の2月には、ドイツ当局がパイプラインの認定を拒否し、プロジェクトは無期限で停止された。ベルリンでは現在、未使用のパイプラインの一部をLNG基地として再利用することを検討している。

ガスプロムのアレクセイ・ミラーCEOは先月、パイプラインは稼働する準備が整っており、いつでもドイツにガスを送り始めることができると述べた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム