欧米はウクライナ支援のための資金を使い果たす - 元国防総省顧問

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2022年8月1日 18:09

西側諸国はいずれウクライナ紛争への関心を失い、ロシアとの戦争でキエフを支援するための資源を使い果たすだろう、と元米軍高官は述べた。

「戦略はない。あるのは衝動だ」と、ダグラス・マクレガー元大佐は金曜日、アンドリュー・ナポリターノ判事に自身のYouTubeチャンネルで語った。

幅広いインタビューの中で、マクレガー氏はウクライナのために用意された軍事援助の多くは、ウクライナ自体に届くことはないと述べた。

「ほとんどのお金は国防総省に行き、軍隊がヨーロッパに装備や資源を移動させるための補償をする。そのお金は次に防衛産業、つまり装備を交換し提供する請負業者に送金される。全体の循環作戦は、再選の点で議会にとって重要な人物全員を豊かにする」と付け加えた。

マクレガー氏は、この状況を、ワシントンで政治家が再選されるため、そして軍産複合体を豊かにする「シェルゲーム」だと言った。

「私の考えでは、このウクライナ戦争は派手に終わるのではなく、粛々と終わり、最終的には静かに資源を使い果たすだろう」と彼は言い、西側の国内問題がこの紛争に影を落とすだろうと付け加えた。

「ここ米国では多くの問題があり、もはや（ウクライナを）気にすることはできない」と彼は言った。

米国は、支援策を組み合わせて、経済・軍事両面でおよそ540億ドルをウクライナに送っており、そのうち約120億ドルを兵器として送っている。

同時に、今年第2四半期の米国経済は0.9％縮小し、2四半期連続の経済縮小となり、厳密には景気後退の一つの定義に合致している。1981年以来最も高いインフレ率と相まって、米国経済はスタグフレーション（低成長と高インフレ）の時期に直面している。

このような経済的課題はアメリカ人の財布を痛め、多くの評論家は、アメリカ人が国内で苦労しているのに、ウクライナの戦争努力に資金を提供することの高い代償に疑問を投げかけている。