NATOがウクライナ紛争における目標を明らかにした

https://www.rt.com/news/560224-stoltenberg-avoiding-war-ukraine-conflict/

2022年8月4日 13:22

ロシアとの「全面戦争」を回避することが主要な優先事項の1つであるとイェンス・ストルテンベルグ氏は語る。

「この紛争において、NATOには2つの任務がある。ウクライナを支援することと、戦争がNATOとロシアの間の全面戦争にエスカレートするのを防ぐことだ」とストルテンベルグ氏はノルウェーでの演説で述べた。

軍事圏の長は、ロシアとウクライナの紛争を「第二次世界大戦以来、ヨーロッパで最も危険な状況」とし、モスクワに勝利を許してはならないと付け加えた。「もしロシアが戦争に勝てば、プーチン大統領は暴力が有効であると確信するだろう。そうなれば、次は他の近隣諸国が犠牲になるかもしれない」とストルテンベルグ氏は主張した。

2月24日のロシアの軍事行動開始以来、ウクライナはNATO諸国から多額の軍事支援を受けており、数十億ドル相当の兵器が投入されているが、モスクワは繰り返しこれを批判している。

7月、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はRTのインタビューで、ウクライナは西側の軍用ハードウェアを大量に持ち込まれ、しかもますます危険な方法でこれらの武器を使用せざるを得ないため、キエフ「いかなる建設的措置も取らせないようにしていると語った。

木曜日の演説でストルテンベルグ氏は、NATOが東欧でのプレゼンスを縮小し、拡張を減速させる代わりに、スウェーデンとフィンランドの加盟を目前にして同盟が「より強く、より強固」になったため、結局プーチンは目的を達成できなかったと主張した。

事務総長は、ウクライナにおけるロシアの勝利を阻止する努力の中で、NATOの東側における防衛力の強化が極めて重要であると強調した。とはいえ、同事務総長は同盟は紛争の当事者ではなく、ウクライナに軍を派遣することはないと繰り返した。

NATO事務局長は以前、ノルウェー公共放送NRKとのインタビューで、ウクライナは加盟国ではないため、同盟には紛争に介入する義務はないと指摘した。「ウクライナを支援する責任はあるが、NATOが責任を負うすべての国の安全を守る責任もある」と述べた。

ロシアは作戦を開始する前に、NATOの東方拡大を国家安全保障に対する脅威とみなすと繰り返し述べた。

2021年12月、モスクワは米国と同盟に対し、NATOが拡張を停止し、ロシア領土の深部を攻撃できる兵器システムの配備を控えるという法的保証を訴えた。しかし、NATOは、同盟に参加するかどうかは加盟国と加盟候補国が決めることだと回答した。

ストルテンベルグ氏は、同氏が2014年まで党首を務めていたノルウェー労働党の青年部が毎年ウトヤ島で開催しているキャンプで講演した。この島は2011年、ノルウェーの右翼過激派アンデルス・ブレイビクが警察の目をそらすためにオスロの政府ビルでトラック爆弾を爆破した後、このキャンプで銃を乱射したことで話題になった。この虐殺では77人が死亡した。

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