ソ連の伝説的なお店がロシアに帰ってくる
https://www.rt.com/russia/560172-soviet-stores-beryozka-return/
2022年8月3日 19:56
モスクワとサンクトペテルブルクに特別な書類を持つ人向けの免税店がオープンへ
ロシア政府は、モスクワとサンクトペテルブルクに、アルコール、タバコ、キャンディー、化粧品、宝石、スマートフォン、時計を販売する専門店2店をオープンすることを決定した。この免税店では、ルーブルと外貨の両方が使える。ただし、ソ連時代のベリョーツカのように、特別な書類を持った人だけが買い物をすることができる。
政府が7月27日にこの決定を発表し、メディアは水曜日にこの決定に注目した。施行は8月27日だが、それまでに開店するのか、それとも後日なのかは不明。2店舗の正確な位置もまだ決まっていない。
「ソ連時代、私の友人たちは海外で仕事をしていたが、外交官のためのお店があり、一定の割引がされていた。これらの店舗では、外交官が輸入できないものや、ホスト国で購入できないものを自由に購入することができます」と、ロシアのウラジーミル・ジャバロフ上院議員は議会公報に語った。
外国人外交官やその家族、国際機関の職員も、ロシア外務省から特別な認定を受ければ、そこで買い物ができるようになる。価格はルーブル、ユーロ、ドルで表示される。店内には、ロシア税関が管理し、通常免税の対象となる商品のみを販売する。
この構想は、1961年に登場した伝説のチェーン店ベリョーツカと比較される。ベリョーツカは、外交官だけでなく、軍や海外で働く一部のソ連人労働者も対象にしており、彼らは国営の店で外貨を使うことが許されていた。ベリョーツカは、食料品や衣料品も扱っていたが、新しい店では扱わない。また、新しい店とは違って、ベリョーツカはルーブルを受け付けなかった。
最初の店は、モスクワのシェレメーチエヴォ空港とブヌコヴォ空港、モスクワの高層ホテル「ウクライナ」と「レニングラード」(「7人姉妹」のうちの2つ)でオープンした。その後、ソ連全共和国の首都や大きな地方都市、ソチ、セヴァストポリ、ヤルタなどの人気観光リゾート都市に展開した。ソ連邦崩壊後、採算が合わなくなったため民営化され、1990年代半ばに倒産した。
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