プーチン主要補佐官がRTにコメント：ロシア経済は欧米の制裁に逆行

https://www.rt.com/business/566285-russian-economy-defying-sanctions-kudrin/

2022年11月10日 16:05

会計検査院のトップで元財務大臣のアレクセイ・クドリン氏によると、ロシア経済の縮小は以前考えられていたよりはるかに小さいと予想されている。

彼は木曜日にINTOSAI大会の傍らでRTに、「状況は実際、当初考えていたよりも良い方向に転がっている」と語った。

クドリンは、「ロシアに対して導入された前例のない制裁は、もちろん経済に影響を与え、当初はGDPが7％以上落ち込むと予測されていた。今は、2.9〜3.3%程度の減少にとどまると考えている。」

同氏は、同国の経済が制裁前の水準に戻るには2〜3年かかるとみているが、「長期的な予測を立てるのはまだ難しい」とした。

一方、前財務大臣は、インフレ率は引き続き低下し、2024年には4%まで低下する可能性があると述べた。

「2022年のインフレ率は12％程度と予想されている。この点では、確かに大きな飛躍が見られる。このインフレ率のピークは4月で、年率換算で18％近くまで上昇した。しかし、現在は着実に低下している。」 

「一方、財政赤字は予想より多くなる可能性があるが、ロシアにはコストをカバーするための安全マージンとリソースがある。ロシア経済の柔軟性はかなり高い」と付け加えた。

また、多くの企業がすでに、制裁を回避して、新たな販売・調達市場に方向転換することに成功していることも指摘した。