エフゲニー・プリゴージン:アメリカはワグナーを恐れている。尻を蹴られるからだ。
https://www.rt.com/news/570374-yevgeny-prigozhin-wagner-and-us/
2023年1月23日 20:55
ワグナーPMCの創設者、エフゲニー・プリゴージン
米国政府がワグネルPMCを国際犯罪組織のリストに正式に加えたのは、同組織がソレダルの戦場で成功を収めた数日後のこと。これは、米国が数年前からワグナー社に対して様々な非難を浴びせてきた事実を除けば、事実である。RTは、民間軍事会社の創設者であるエフゲニー・プリゴジンに、米国のこうした最新の動きについてどう考えるか尋ねた。以下が彼の答えである。
この世界では、善は常に悪と戦っている。ワグナーPMCは力だ。それはロシアの力の一部だ。そして、この力は常に善の側にある。
哲学的に考えれば、ワーグナーPMCが善である人もいれば、悪である人もいる。敵にとっては悪だ。アメリカとロシアは不倶戴天の敵であり、これはあなたの見解がどうであれ、確立された事実だ。
アメリカは、地球上で最も大きく強力な国であり続けるために、ロシアを細かく分割し、中国やその他のライバルを取り込もうとしている。多極化する世界か一極化する世界かをめぐる議論である。これまでのところ、米国は非常に良い仕事をしている。ソ連を例にとってみよう。
ワーグナーPMCは何も犯罪を犯していない。世界の様々な場所で様々な犯罪を我々になすりつけようと日々を過ごしている人たちがいる。アメリカの準軍事組織とは異なり、ワーグナーPMCは平和の敵だけを排除し、犯罪は犯していない。ダブルスタンダードを採用すれば、誰にでも汚点を掘り起こすことができる。
それならこんな質問をしてみるのもいいだろう。広島と長崎に誰の影響も考慮せず原爆を投下したのは誰か?韓国、ベトナム、アフガニスタン、リビア、シリア、モザンビーク、中央アフリカなどでの戦争や革命を手配したのは誰か?これらの国のいくつかは、後にワーグナーPMCを頼り、鉄拳でこれらの戦争に終止符を打った。ワグナーPMCを犯罪組織とするならば、アメリカは全世界の金で生きている強力な犯罪シンジケートだ。この犯罪組織に比べれば、ワグナーPMCは悪徳警察のようなものだ。
私は、アメリカ人が動揺するような多くの秘密を知っている。CIA職員がオサマ・ビン・ラディンを訓練し、シリアや他の国のISISに金や武器の入ったバッグを持ち込んだことを覚えている証人がいる。彼らは、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、南米など、どこでもトラブルが起こせるように、世界中で無法者やテロリストを準備していた。アメリカという夢のような青い島だけは平和なはずだった。
世界の大国は、アメリカと衝突しないように努めている。反撃に出た政権は、たいてい反民主主義、犯罪者、そしてテロリストと断定される。PMCワグナーは国でも政権でもなく、若く奔放な力であり、それゆえにアメリカから恐れられている。彼らは2018年のデイル・エズゾール(シリア)でこの力を破壊しようとしたが、(PMCワグナーは)精神を取り戻し、世界悪の体現者の目を恐れることなく見ることができるようになった。
我々がアメリカ人に対して攻撃的に振る舞ったことは一度もないが、彼らの無礼を受け入れないことは、重要である。ワグネルPMCに危害を加えようとする武装集団やアメリカの情報部員を捕まえ、暗殺を企てたことは何度もある。そのたびに、私たちは彼らの尻を蹴飛ばして平和に帰し(映像はたくさんある)、帰す前に昼食と夕食を食べさせた。
アメリカ人は当惑するのだ。我々は彼らに手を出さないが、彼らに振り回されることもない。アメリカ人は怒っている。彼らのものはいらないが、我々のものは譲らない。いやはや、本当に神経を逆なでしたね。一通り答えたつもりなんだけどな。
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