ワインに溺れるヨーロッパ
https://www.zerohedge.com/commodities/europe-drowns-wine-eu-adopts-crisis-measures-rescue-producers
EUが生産者救済のための危機対策を採択
2023年6月25日日曜日 - 午後09時45分
欧州委員会の新たな報告書によると、欧州のワイン業界は、2022年の収穫が順調であったことに加え、食品・飲料価格へのインフレの嵐による需要減退によって、ワインセラーが満杯になるほどの打撃を受けている。
欧州大陸における昨年のワイン生産量は前年比で4%増加し、ワイン在庫は5年平均で2%増加した。ワイン需要の落ち込みが最も顕著だったのはポルトガルで、34%減少した。ドイツでは22%減、フランスでは15%減、スペインでは10%減、イタリアでは7%減となった。
生産者にとっては悪い結果
「並行して、2023年1月から4月までのEUワインの輸出は前年を8,5%下回っており、在庫をさらに増やす要因となった。」
この要因は、「EUのワイン生産者や生産者にとっての販売難、市場価格の下落、そしてその結果としての深刻な収入減につながる。
同委員会はこう続ける:
「状況はEU全体で非常に断片的であり、供給可能量と需要の不均衡は、むしろ特定の地域とワインに集中している。最も影響を受けているのは、フランス、スペイン、ポルトガルの特定地域の赤ワインとロゼワインだが、他のワインや加盟国も、特定の生産地域で同様の困難に遭遇する可能性がある。」
欧州大陸におけるワインの過剰供給と生産者レベルの危機を受けて、欧州委員会は「売れ残ったワインがEU市場全体に重くのしかかり、生産者が新たな収穫のために十分な貯蔵能力を確保できなくなることを避けるため、一時的な市場措置を採用した。」
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム