ハンガリー、EU離脱の可能性
https://www.rt.com/news/580224-hungary-could-leave-eu/
2023年7月24日 18:33
ブダペストとブリュッセルは、移民問題、道徳、ウクライナ紛争で衝突した。
欧州連合(EU)からの離脱は、ハンガリーにとってまもなく現実的な選択肢になるかもしれないと、ハンガリー国立銀行の前総裁が日曜日のテレビインタビューで主張した。
ハンガリーのATVネットワークに出演したアンドラーシュ・シモール氏は、ブレグジット(EU離脱)スタイルのEU離脱はあり得ないシナリオだが、「可能性はある」と述べた。
「確率の問題だ。昨年は10%、今では20%、30%に上昇した。」
ハンガリーのインフレ率の上昇と、EUがブダペストへの300億ドルの資金拠出を差し止めたことを引き合いに出し、シモールは「ハンガリー政府がEU離脱が現実的な選択肢となるような状況にハンガリーを誘導することを恐れている」と述べた。
ハンガリーはEUの援助を受けているが、ブリュッセルの政府関係者は、ヴィクトール・オルバン首相の強硬な反移民政策や、司法の独立やメディアの自由に対する弾圧を理由に、この援助の多くが数年間凍結されたままである。
オルバン政権は昨年、ウクライナに対するEUの経済支援に対する拒否権を解除することで、この資金の一部にアクセスすることに成功したが、ハンガリーの首相はキエフに対するEUの支援に対する批判を続けている。オルバン首相は、ウクライナの即時停戦を繰り返し要求し、「欧州の利益を犠牲にして」ロシアとの対立を煽っている「戦争推進派のブリュッセルの官僚たち」を非難した。
オルバンとEUの意見の相違は、地政学の領域を超えている。土曜日にルーマニアで開催された若者向けのイベントで彼は、EUは「キリスト教の伝統を否定し、移民によって人口の入れ替えを行い...保守的な社会に対してLGBTQの攻勢をかけている」と宣言した。
定期的にブリュッセルに対する批判を展開しているにもかかわらず、オルバンはEU離脱の考えを繰り返し否定してきた。2016年のブレグジット国民投票以降の世論調査では、一貫してEU圏への残留を支持する国民が多かったが、最近のユーロバロメーター調査では、EUに「肯定的なイメージ」を持つ人が12ポイント減少し、好意的に捉えている人は39%にとどまった。
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