2023年8月7日月曜日

寒いのも暖かいのもダメ:ウクライナ軍の前進が遅れている原因

https://sputniknews.jp/20230806/16726746.html

英国情報機関、ウクライナ軍の前進が遅れている新たな原因を発見

2023年8月6日, 16:40

英国の情報機関は、ウクライナ軍の前進を妨げているのは自然環境だという結論に達した。暖かくて湿度の高い夏が植物の成長を早め、ウクライナ軍の前進を妨げ、ロシア軍の防御陣地を隠している。英紙ガーディアンが報じた。

英国防省は今月3日、ウクライナ情勢に関する自分たちの最新の軍事情報の報告書をホームページで公開した。ガーディアンによると、報告書には英国の情報機関の情報として、戦闘地域となった土地の大部分はかつて耕作地だったが戦争が原因ですでに1年半も耕作されておらず、その結果、徐々に雑草や低木、ちいさな木がはびこり始めていると記されている。また英国の情報機関は、今夏は暖かくて湿度が高いため植物の成長が特に早く、ウクライナ軍の行く手を阻む正真正銘の障害となったと強調している。

さらに報告書には、情報機関の情報として、生い茂る植物が隠れ場所となっていると記されており、これは「ロシアの防御陣地を隠すのに役立ち、地雷原での地雷除去を困難にしている」と指摘されているという。

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スコット・リッター:ロシアがウクライナで展開の強力な対空防衛システムに米国は一度も遭遇していない

2023年8月7日, 07:09

米軍はロシアが現在、ウクライナに対して用いているような対空防衛システムには一度も遭遇したことはないにもかかわらず、米政権はウクライナの戦闘に数十億ドルを投じ続け、国民には勝ち戦が続いていると嘘をついている。元米海兵隊情報将校のスコット・リッター氏はYouTubeチャンネルの「 Judging Freedom」に出演した中でこう語った。

リッター氏はこのようにして元中央情報局長官のデヴィット・ペトレイアス退役陸軍大将の発言に対して反応した。リッター氏は、虚言をはいて米国民を欺いているとペトレイアス元陸軍大将をなじっている。リッター氏は米軍は絨毯爆撃においても標的に命中しなかったため、1つの地雷原も破壊できたことはないと断言した。

リッター氏は、現在、問題にしているのは敗戦の連続ではなく、ロシアが持つ対空防衛システムであり、米空軍はロシアがウクライナでの戦闘行為で導入したようなものには一度も遭遇したことがないと指摘している。

リッター氏はペトレイアス氏がイラクについてもアフガニスタンについても虚言をはき、戦争キャンペーンを続けさせるために何度も米議会を混乱に陥れてきたと指摘し、今回もウクライナについて嘘を並べているのは米政府からの指令に従っていると断言している。

「米政権にはあなたが米国民を欺くことが必要な。なぜ数十億ドルもの税金をどぶに捨てるようなことをし続けるのかと、国民が疑問を持たないために」

「ウクライナ軍の機械化大隊は屠殺場に送られている」

リッター氏は「知る権利」をモットーに掲げるYouTubeチャンネルRedactedに出演した中で、NATO加盟国らの指導部はゼレンスキー大統領にウクライナ軍の機械化大隊を「屠殺のために送る」よう強要したと語った。

リッター氏は、このためにウクライナ軍は装甲車による大規模な襲撃戦法に戻らざるを得なくなり、敗北しているゾーンへ送り込まれた機械化大隊はそこでロシア軍の砲火をさらされていると指摘している。

リッター氏は、NATOはウクライナが目覚しい成功を収めていないために、反攻の進展具合に不満を抱いていると強調している。リッター氏はまた、ウクライナ軍は攻撃により頻繁に西側が供与した軍事機器を使用しはじめていることから、NATOはよけいにゼレンスキーへの圧力を行使し始めたと見ている。

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「ウクライナ軍は罠にかかった」 米国防総省の元アナリスト ロシア軍が何を防衛線に準備していたかを語る

2023年8月6日, 21:29

ウクライナ軍の反攻が成功することはなく、仮にロシアの最初の防衛線を突破できたとしても、必ずやロシア軍の予備部隊の反撃に直面する。米国防総省付属外交問題評議会の元アナリストバリー・ポーゼン氏が米ニュース誌『フォーリン・ポリシー』へ寄稿した中でこうした考えを示した。

ポーゼン氏は、ウクライナ支援の欧米の同盟国が反抗作戦の成功を確信していたのは、実際はそういった可能性は少なかったにもかかわらず、ロシアには備蓄が不足していると思い込んでいたからだったと指摘している。

ポーゼン氏は、こうした場合はウクライナの攻撃は何の意味ももたないと強調している。「なぜなら、仮にウクライナがロシアが保有する領域の奥部まで入ったとしても、最善の状況であったとしても、ロシアの大きな反撃に遭遇する。」と語っている。

ポーゼン氏は、ウクライナ軍は相次ぐ失敗で弱り切ってしまうと指摘している。また、ウクライナ軍は砲兵隊、ドローン、ミサイルを完全に失うリスクを冒しており、空軍も頼りにできるようなスキルが不足している。

ポーゼン氏は、ウクライナ軍は速度を落とさずに反攻を続けたところで、ロシアの戦術予備隊のみならず、反撃を行うことができる作戦予備隊にも直面すると指摘している。ロシアの航空隊はウクライナの戦闘部隊、後方支援を空爆し、ウクライナの前進速度をさらにくじく。

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