死刑囚13人の執行を命じた上川陽子・新外相に就任
https://sputniknews.jp/20230914/17094164.html
13日に発足した第2次岸田再改造内閣では、自民党の上川陽子・衆議院議員が外務大臣に起用された。外相交代が露日関係与える影響はあるのか、スプートニクは専門家に話を聞いた。
上川新外相は衆議院当選7回のベテラン議員で、党内では総裁派閥の岸田派に属する。東大、米ハーバード大出身の才女で、政府内で数々の要職を歴任。法相時代の2018年には、オウム真理教事件の死刑囚13人の執行を命じたことでも知られている。
ロシア科学アカデミー・極東研究所日本センターのワレリー・キスタノフ所長は、上川外相の発言について次のように説明する。
「これは日常的な声明以上のものではない。今、公にロシアを非難することが、日本の政府高官にとって有益なテーマである。」
「昨今の日・ウクライナ間の会談で出た支援を考慮すれば、日本政府のウクライナに関する政策はより踏み込んだものになっている。こんな状況で平和条約交渉など、しかも日本側の条件でできるはずがない。」
岸田首相は13日の会見で、上川外相の起用について「国際人脈が豊富で、閣僚としても経験豊富」であることを理由に上げている。一方、キスタノフ所長はこれについて次のようにコメントしている。
「上川氏は確かにベテラン政治家だが、外交分野での経験はほとんどない。物事を決めるのは外務省の官僚だ。今回の内閣改造が国内問題をもとになされたことを考慮すれば、ロシアへのアプローチは変わらない。」
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