ウクライナのNATO加盟はフィンランドやスウェーデンと意味が違う
https://www.rt.com/russia/582789-kremlin-nato-ukraine-sweden-finland/
2023/09/11 20:59
ロシアはスカンジナビアの2カ国と「何の問題もない」とドミトリー・ペスコフが述べた。
スウェーデンとフィンランドのNATO加盟は、ロシアにとってはウクライナのような問題ではないと、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は月曜日のインタビューで語った。
ロシアは「スウェーデンともフィンランドとも何の問題もない」とペスコフ報道官はRBKチャンネルに語った。「安全保障上の問題もないし、領土問題もない。これらの国々は自国の地域に対して内戦を仕掛けているわけでもないし、領土内でロシア人を殺しているわけでもない。したがって、彼らとは何の問題もない。」
「ウクライナとなると、状況は全く異なる。ウクライナの状況は、我々にとって絶対に容認できない。」と付け加えた。
RBKは、日曜日から9月13日までウラジオストクで開催される東方経済フォーラムの傍らで、ペスコフ大統領にインタビューを行った。
スカンジナビアの2カ国は昨年、ウクライナ紛争を理由に、長年の中立を捨ててNATO加盟を申請した。フィンランドは、枢軸国と同盟を結んでいた第二次世界大戦後に中立を採択していた。スウェーデンは、ナポレオン戦争でフィンランドをロシアに奪われた後、ほぼ2世紀にわたって中立を保っていた。
両国は同時にNATOに加盟するはずだった。しかし、スウェーデンはハンガリーやトルコとの紛争で加盟が遅れ、フィンランドは4月に加盟した。
先週、フィンランドの日刊紙『Iltalehti』は、ロシア国境からわずか150km(93マイル)しか離れていないラップランドの都市ロヴァニエミに、アメリカの航空部隊が間もなく駐留することになると報じた。
ペスコフはこれらの報道に対し、ロシアはスウェーデンもフィンランドも自国の安全保障を脅かさないことを望んでおり、「これらの国の領土にミサイルが飛んでくることはないだろう。」と述べた。
彼は、NATOが冷戦の産物であることを認識し、NATOに関してモスクワは「バラ色のメガネ」をかけていないと主張した。米国主導の軍事ブロックは「ヨーロッパ大陸の緊張と対立を助長する」ものであり、本質的に「非エスカレーションにつながるような機能や行動をとることはできない」とペスコフは結論づけた。
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