G7でロシアへの懸念が低下
https://www.rt.com/news/592319-g7-threat-munich-ukraine/
2024年2月12日 15:23
ミュンヘン安全保障会議の調査により、モスクワを主要な脅威と考えているのは英国と日本だけであることが明らかになった。
安全保障問題に関する世界有数のフォーラムであるミュンヘン安全保障会議(MSC)の調査で明らかになった。
2022年にカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の市民が主な脅威と見なしていたモスクワは、月曜日に発表されたミュンヘン安全保障指数によると、昨年は4位に転落した。
ロシアのウクライナに対する軍事作戦は、G7諸国全体にツァイテンヴェンデ(転換点)をもたらした。2年経った今、リスク認識への影響は和らいだ。
モスクワとキエフの対立や地政学的な闘争は、依然として市民の他国に対する見方を形成しているが、昨年ほど激しくはない。
この調査によると、気候変動、イスラム過激派テロ、移民、サイバー攻撃などの問題が、ロシアの脅威よりもG7各国の国民を不安にさせている。
ロシアに対する懸念が最も大きく低下したのはドイツとイタリアで、それぞれ7位と12位に後退した。
アメリカ人は、サイバー攻撃、政治的分極化、中国が自国にとってモスクワよりも大きな脅威であると考えていることが、ミュンヘン安全保障指数から示唆された。
2023年に最も差し迫った脅威のリストで、ロシアが依然として1位であったのは、グループ内で英国と日本だけであった。
ウクライナについては、G7諸国の人々からは同盟国とみなされているが、その程度は昨年より低い。
MSCの調査は、G7各国の代表的な約1,000人のサンプルに基づいている。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は先週、アメリカのジャーナリスト、タッカー・カールソンとのインタビューで、モスクワには西側諸国やNATOに対する侵略の計画はないと再び強調した。
「米国とその同盟国は、架空のロシアの脅威で自国民を威嚇しようとしている。」とプーチンは述べ、「賢い人々は、それが誤りであることをよく理解している。」と付け加えた。
ロシアの指導者はカールソンに、ポーランドにロシア軍を派遣するシナリオを想像できるか尋ねた。「ポーランドやラトビア、その他の(NATO加盟国に)何の利益もない。」
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