ゼロヘッジ:米国、「敵対関係」を理由にテロ計画に関する情報をロシアに提供せず
2024年3月31日日曜日 - 午前01時50分
著者:Dave DeCamp via AntiWar.com、
モスクワ郊外のコンサートホールで140人以上の死者を出した銃乱射事件に先立ち、米国はロシアでのテロ計画について持っていたすべての情報を共有しなかった、とニューヨーク・タイムズ紙が木曜日に報じた。
同紙は、「ワシントンとモスクワの敵対関係から、ロシア当局に情報源や方法を知られることを恐れて、米当局者は必要以上の情報を共有することができなかった」と述べている。
この報道に対し、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、米国が情報を隠しているという情報は知らなかったと述べ、この報道に疑問を投げかけた。「ニューヨーク・タイムズ紙の情報は、情報源を引用したもので、非常に慎重に扱われるべきだ。」と述べた。
モスクワのアメリカ大使館は3月7日に公開警告を発し、「過激派がモスクワでコンサートを含む大規模な集まりを標的にする計画が差し迫っている」「48時間は大規模な集まりを避けるように」と、ロシアにいるアメリカ人に具体的な警告を発した。
米国はロシアにも内々に警告を伝えたが、ロシア連邦保安庁のアレクサンドル・ボートニコフ長官は「一般的なものだ」と言う。
情報筋がタイムズ紙に語ったところによると、ロシアは警告後に警備を強化したが、48時間以内に攻撃が起こらなかったため、緩和した可能性がある。米国の諜報機関が攻撃のタイミングについて間違っていたのか、あるいは犯人が警備強化に気づいて待つことにしたのかは不明。
アフガニスタンを拠点とするイスラム国系組織ISIS-Kが虐殺の手柄を立て、アメリカもその主張を支持した。ロシアはイスラム過激派の責任としているが、ウクライナ、ひいてはアメリカやイギリスとも関係があると言う。
アメリカもウクライナもこの襲撃事件への関与を否定したが、ロシア調査委員会は木曜日、襲撃犯は「ウクライナの民族主義者」とつながりがあると発表した。ロシアでは4人のタジク人が銃撃事件の実行犯として起訴されている。
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