2024年4月16日火曜日

ジョン・キリアコウ:NATOはロシアとの代理戦争に敗れつつあり、偽旗テロの急増が予想される -

https://strategic-culture.su/news/2024/04/15/nato-losing-proxy-war-against-russia-so-expect-surge-false-flag-terrorism-john-kiriakou/

via フィニアン・カニンガム

2024年4月15日

ウクライナにおけるワシントンとNATOのパートナーの敗北は、西側にとって政治的大惨事となる。彼らは必死だ。

先週、英国のメディア(テレグラフ紙とガーディアン紙)は、ロシアがウクライナ軍に対して化学兵器を使用しているという疑惑を報じた。

元CIA職員ジョン・キリアコウはこれらの報道について論じ、これらの事件はウクライナ政権のスポンサーである西側が仕組んだ偽旗作戦であると結論づけた。キリアコウは、CIAこそ、作戦がうまくいかないときに汚い手を使うことで悪名高い実績があると言う。

確かに、ウクライナにおけるNATOの代理戦争は、実に悪い方向に進んでいる。ロシアが軍事的に優位に立つ一方で、NATOが支援するキエフ政権は崩壊に直面している。

ウクライナにおけるワシントンとNATOの敗北は、西側にとって政治的大惨事だ。それゆえ、彼らは必死だ。ロシアが化学兵器を使い始めたという西側メディアの報道や、ロシアがヨーロッパ最大の民間原子力発電所であるザポロジエの原子力発電所を危険にさらしているという報道が急増しているのも、そのためだ。西側メディアによる後者の仄めかしは特に馬鹿げている。ロシアは2022年3月にザポロージェ原子力発電所を掌握した。

NATOが支援する政権が核テロの加害者であることは明白であるはずなのに、西側、メディア、国連の国際原子力機関(IAEA)は、加害者について恥ずべきあいまいさを示している。西側のスポンサーは、キエフの核テロリスト政権を庇護している。

ジョン・キリアコウは、シリアでも同じ手口が使われたと指摘する。シリア政府を転覆させようとするNATO後援のジハード傭兵に対して、シリア・アラブ軍が軍事的に優位に立っていたとき、西側メディアはシリア軍による化学兵器攻撃の疑惑を報じた。その結果、アメリカ、イギリス、フランスはシリアに対する空爆を開始した。化学兵器攻撃は、CIAとMI6に訓練された代理人によって行われた偽旗だったことが判明した。

NATO列強がロシアとのウクライナ戦争に敗れようとしている。それは彼らが前例のない巨大な規模で投資した戦争である。NATOの直接介入による戦争の激化を正当化するために、化学物質や放射性物質による災害を引き起こす方法として、偽旗作戦を繰り返す。地球の安全が無謀にも脅かされていることなど、西側の戦争エリートにとってはどうでもいい。驚くことではない。同じ西側の温情主義的な支配者たちは、世界大戦や、何千万人もの命を犠牲にした数え切れないほどの戦争を煽り立ててきた。彼らの犯罪的無謀さはとどまるところを知らない。

ジョン・キリアコウはCIAの拷問プログラムを内部告発した後、アメリカ政府によって2年間投獄された。現在は独立ジャーナリスト、コメンテーターとして活動し、その誠実さと真実を語る姿勢で世界中から尊敬を集めている。

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