ウクライナ、ロシアの核警報システムの一部であるレーダーを標的とする
2024年5月30日(木)午後4時30分
著者:Dave DeCamp via AntiWar.com、
ウクライナの情報筋がロイターに語ったところによると、ウクライナの無人偵察機がロシア領内の奥深くにあるレーダーを攻撃した。この事件は、ウクライナ当局が、「ボロネジMレーダー」として知られるロシアの核警告システムに対する攻撃を報告した、この1週間で2度目の出来事である。
情報筋によれば、ウクライナ領土から900マイル以上離れたロシアのオレンブルグ州オルスク市近郊のレーダーを攻撃目標としたという。ロシアのメディアは、オレンブルグ地方でドローンが撃墜され、民間インフラは攻撃されなかったと報じている。
Telegram経由:5月22日、クラスノダール地方のGlubokiy村付近で、ロシアのミサイル早期警戒レーダーシステムVoronezh-DMをドローンで攻撃。
5月22日、ウクライナの無人偵察機は、ウクライナ支配地域から約300マイル離れたロシアのクラスノダール州にあるボロネジMレーダーを標的にした。
米国国営のRFE/RLは、衛星画像を引用してレーダーサイトに被害があったと報じたが、ロイターは画像を確認できなかったとしている。
ロシアのレーダーはウクライナが発射したミサイルを追跡できるが、早期警戒システムの主な機能は、ロシアが核攻撃を受けるかどうかを判断するために大陸間弾道ミサイルを探知する。
ウクライナがシステムを標的にし、ロシアから大きな反撃を受ける可能性もあるし。ワシントンとモスクワの間でかつてない核の緊張が高まっているときに攻撃を受け、誤算となる可能性もある。
テレグラフ紙は、クラスノダールのレーダー攻撃は西側諸国の「警戒心に火をつけた」と報じた。同報道は、ノルウェーの軍事アナリスト、トード・アレ・イヴェルセン氏の言葉を引用し、「特に緊張の時には良いアイデアとは言えない」とし、「ロシアの弾道ミサイル警報システムがうまく機能することは、誰にとっても最善の利益である」と述べた。
ロイター通信、GlobalSecurityによる、ロシアの核警報施設に対する最近の攻撃の場所
ロシアは、ウクライナによるロシア領土への攻撃に直接反応して、ウクライナでの戦争をエスカレートさせてきた。例えば、ロシアは最近、ロシアの石油精製所が攻撃を受けた後、ウクライナのエネルギー・インフラに対する大規模な攻撃を開始した。ウラジーミル・プーチン大統領は、ハリコフでの攻撃はロシアのベルゴロド州に対するウクライナの攻撃への対応と述べている。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム