ゼロヘッジ:中国、コロラド州のJBS工場からの牛肉輸入を停止
2024年5月30日(木)午後8時45分
北京は、コロラド州グリーリーにあるJBS SAの食肉加工工場からの米国産牛肉の輸入を停止した。
ブラジルを本拠地とする世界最大の牛肉生産者であるJBSは、声明の中で「一刻も早く事態を解決すべく、米国および中国当局と真摯に取り組んでいます」と記した。
ブルームバーグによると、JBSのグリーリー工場は、北京の輸入停止措置の影響を受ける唯一の米国食肉加工工場である。この輸入停止通知は、米国農務省食品安全検査局のウェブサイトに最初に掲載された。
ここ数カ月、食品安全センター、生物多様性センター、動物法律擁護基金など、主要な食品安全、環境、動物愛護団体が連邦裁判所に訴訟を起こした。彼らの主張によれば、食品医薬品局はラクトパミンの審査要求を見て見ぬふりをしてきたという。物議をかもしているこの薬は、EU、ロシア、中国だけでなく、世界160カ国以上で禁止されている。
この訴訟では、ラクトパミンが人の健康に与える影響についての研究が引用されている。この研究は、低用量を患者に投与したところ心拍数が著しく増加したため中止された。農家は豚、七面鳥、牛の筋肉の成長を促進するためにこの薬を使用している。
1999年、畜産動物用のラクトパミンがFDAに承認された。2009年までに、EUはこの薬剤が安全であるという結論を支持しないデータを発見したため、この薬剤を禁止した。
「牛の供給不足でコストが高騰し、牛肉生産者の利益が低下している今、中国からの移転はJBSの米国での牛肉事業にとって打撃となる」とブルームバーグは付け加えた。
もっと多くのアメリカ人が、食品産業複合体が食品に入れる化学物質と、それがいかに病気を引き起こすかを理解すべき時だ。製薬産業複合体はそのための薬を持っているはずだ。
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