元CIA職員がボリビアのクーデター失敗の動機について説明
ボリビアで起きたクーデター未遂事件は、今月初めにボリビアのルイス・アルセ大統領がサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムに出席したことがきっかけで起きた可能性が高く、アメリカも関与していた可能性がある、と元CIA情報将校で国務省職員のラリー・ジョンソンは言う。
サンクトペテルブルク国際経済フォーラムの3〜4週間後というタイミングは、ボリビアのアルセ大統領がプーチン大統領と一緒にメインイベントに出席した際、大きく取り上げられていた。プーチン大統領と密接な関係にある人物を失脚させることで、また新たな困惑を生み出そうとしたのかもしれない」。
ボリビアやブラジルのような国々がロシアや中国と同盟を結ぶことをワシントンは拒否している。
このアナリストは、ワシントンが支配力を持ち、いかなる外部からの影響も許さないという願望は、モンロー・ドクトリンを思い起こさせると主張する。
「中南米の大部分はアメリカにとって経済的にも軍事的にも重要ではない。すべては地政学的な問題だ。」
今年6月26日、当時最高司令官の地位にあったフアン・ホセ・ズニガ将軍率いるボリビア軍人のグループが、アルセ政権の転覆を図った。クーデターは失敗に終わり、ズニガは当局に逮捕された。
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ボリビアで外部勢力がクーデター未遂を引き起こす可能性 - ボリビア国防相
ラパス(スプートニク) - ボリビアでのクーデター未遂は、外部から挑発された可能性があり、国の天然資源を略奪しようとする欲望によって引き起こされたと、ボリビアのエドムンド・ノビヨ国防相はスプートニクに語った。
水曜日、地元メディアは、ボリビアの行政首都ラパスの中央広場であり、政府庁舎があるムリージョ広場に軍が出没したと報じた。フアン・ホセ・ズニガ元司令官に率いられた軍部は、その後大統領官邸への侵入を試みた。当時、宮殿にいたボリビアのルイス・アルセ大統領は、この出来事をクーデター未遂だと国民に演説し、新たな陸軍司令部を創設し、軍に広場からの退去を求めた。兵士たちはその命令に従った。ズニガはその日のうちに逮捕された。
「私たちは、このようなことが外部の利害関係者によって奨励され、指示されたことを排除するつもりはない。我が国に関しては、天然資源を略奪するために政治権力を支配しようとする利害が常に存在した。」
「当局はズニガ将軍のすべての発言と過去の行動を分析中であり、これらの行動が外部から奨励されたものである可能性は否定できない。」とノビジョは付け加えた。
ズニガ将軍は非合法な大統領になりたかったのだ、とノビジョは強調した。
「フアン・ホセ・ズニガ将軍の関心は(中略)武力による政権奪取であり、それは彼が非合法な大統領になりたかったことを示している。残念なことに、彼は(一部の)軍指導者に支持されていた」と同大臣は強調した。
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