2024年6月21日金曜日

イラン、カナダがIRGCをテロ集団に指定したことを非難

https://thecradle.co/articles/iran-blasts-canada-for-listing-irgc-as-terrorist-group

イラン政府高官、オタワは対イラン行動の「結果」に責任を負うと発言

2024年6月20日

イラン外務省のナセル・カナニ報道官は6月20日、カナダがイスラム革命防衛隊(IRGC)をテロ組織と指定したことに対し、イランは適切な回答をする権利を保持していると述べた。

カナアニ氏はカナダの決定を非難し、オタワの指定はIRGCに対する政治的、非伝統的で賢明でない動きだと述べた。

外務省報道官は、カナダの決定は、イラン国家に根ざした力を増大させるIRGC部隊に対して何の影響も与えない、と述べた。「カナダ政府のイスラム革命防衛隊に対する非難されるべき動きは、合法的で抑止力のあるIRGCに何の影響も与えない。」

この無責任で挑発的な動きは、温情主義者、真の人権侵害者、テロリズムの主要スポンサーの影響下で、カナダ政府が10年以上にわたって歩んできた誤った道筋に沿ったもの。

水曜、カナダのドミニク・ルブラン公安大臣は、イランの革命防衛隊を刑法上のテロ組織として指定し、即時発効させることを決定したと発表した。

「彼らの行動から、IRGCが故意にテロ活動を行った、行おうとした、参加した、もしくは助長した、または故意にテロ活動を行った団体のために、その指示のもとに、もしくはその団体と関連して故意に行動したと信じるに足る合理的な根拠がある。IRGCをリストアップすることは、彼らがテロリスト集団であることを意味する。」

イランの現役外相アリ・バゲリ・カニは、ソーシャルメディアへの投稿を通じて、カナダの決定をイスラエルへの贈り物だと非難した。

「愛するイランの国家安全保障と領土保全を守るために比類なき役割を果たしてきたイラン・イスラム共和国の公式武装勢力の不可欠な部分をテロリズムと決めつけるカナダの不法行為は、国際法の原則と規則に違反する悪意ある挑発行為であり、エゲノシダーフ政権への贈り物でしかない。」

「この挑発的で無責任な決定がもたらす結果については、カナダ政府が責任を負うことになる。」と付け加えた。

カナダは5月、トルドー政権に対し、IRGCをブラックリストに載せ、推定700人のイラン人を追放するよう求める拘束力のない決議を採択した。

オタワは2012年にテヘランとの外交関係を断絶し、在テヘラン大使館を閉鎖した。その理由には、イランによるシリア政府への支援、核開発計画、イスラエルに対する脅威の疑惑などがあった。

カナダはハルク・ムジャヒディン(MEK)を2012年、テロリスト指定から除外した。このグループは1981年以来イランでテロ組織として指定されており、モハンマド・ベヘシュティの暗殺を含む多くのテロ攻撃をイランで行ってきた。2022年、イランはMEKと関係のある8人の個人に制裁を課した。

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