2024年7月11日木曜日

ウクライナ紛争で西側のハイテク兵器の弱点が露呈

https://www.rt.com/russia/600809-western-weapons-useless-ukraine/

2024/07/10 14:02

衛星誘導弾はロシアの妨害技術に特に弱い、とキエフの指揮官は同紙に語った。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙が水曜日に報じたところによると、ロシアの電子戦能力は、ウクライナ紛争において、西側の精密誘導弾を無力化したという。誘導システムに不具合が生じたため、一部の兵器は戦場に投入されてから数週間で退役した。

ウクライナにGPS誘導のエクスカリバー砲弾を納入すると2022年にアメリカが発表したとき、1発10万ドルのこの砲弾によってウクライナの砲兵の精度が格段に向上し、ロシアを苦しめると親キエフ派の報道機関は予測した。

「ロシア軍は数週間以内に適応した」と、ウクライナの指揮官はウォール・ストリート・ジャーナル紙に語った。ロシアの信号妨害装置が使われ、砲弾に偽の座標を送ったり、信管を妨害し、コースを外れたり、不発弾として地面に落ちた。 

昨年半ばまでに、RTX社とBAEシステムズ社が開発したM982エクスカリバー弾は役に立たなくなった。使用されていない。

ソ連は1980年代、電子戦(EW)に多額の投資を行い、妨害技術を当時アメリカが開発し始めていた誘導ミサイルや砲弾に対する重要な防波堤と考えていた。1990年代のエクスカリバー砲弾のような兵器は、イラクやアフガニスタンで破壊的な効果を発揮するためにアメリカが使用したが、ワシントンの当局者やアナリストたちは、ロシアのような同レベルの相手にははるかに効果が薄いと結論付けている。

ウィリアム・ラプランテ国防副長官はWSJ紙に対し、「ロシアは誘導弾を妨害するのが本当に、本当に上手になった。」

ベン・ホッジス退役米軍大将は、昨年の冬までに西側の兵器がウクライナのクリミア奪取を助けると予測したことがある。同紙に対し、「過去20年間、われわれは何もできない相手に対して精密兵器を発射してきた」と語った。

NATOの最先端兵器システムのいくつかは、ウクライナでも同じような運命をたどった。ボーイング社とスウェーデンのサーブ社の共同プロジェクトで、新たに開発された地上発射型小口径爆弾(GLSDB)は、今年初めにウクライナに供与され、キエフの軍隊はアメリカの部隊に先駆けてこのGPS誘導弾を発射した。ロシアのEWにはまったく効果がないことが判明し、戦場から引き揚げられた。

ロシアのEWは、ウクライナが西側から提供されたGMLRSミサイルの精度を著しく鈍らせた。GMLRSミサイルは、HIMARS多連装ロケットシステムから発射される。エクスカリバー砲弾と同様、GMLRSミサイルは、かつて親キエフ派の識者やアナリストによって、紛争をウクライナに有利に振り向ける「ゲーム・チェンジャー」と評された。

ロシアは以前から、西側の兵器システムをいくら導入しても、勝利の達成は妨げられないと主張してきた。これらの兵器を供給することは、キエフが新たな犯罪を犯すことを助長するだけの無益なプロジェクトだ」と、モスクワのアナトリー・アントノフ駐ワシントン大使は先週警告した。


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