ゼロヘッジ:ロシアのテレビ局、長距離ミサイルで欧州の首都を威嚇
https://www.zerohedge.com/geopolitical/russian-tv-threatens-european-capitals-long-range-missiles
2024年7月16日火曜日 - 午後05時15分
ロシアの国営テレビ局『ロシヤ1』は日曜日の夕方、アメリカが最近ドイツに長距離ミサイルを配備する計画を発表したことに反応した番組を放送した。
このコーナーでは、ロシアのミサイルがヨーロッパの首都を攻撃する可能性があると、ロシアの識者が不吉な警告を発していた。「カリーニングラードにミサイルが配備されれば、ほとんどすべてのヨーロッパの首都が脅威にさらされる:ベルリン、ワルシャワ、すべてのバルト三国、パリ、ブカレスト、プラハ、そしてもちろんドイツのアメリカ軍基地も。」とテレビの司会者で国家議会の議員でもあるエフゲニー・ポポフは言った。
「3発のミサイルで十分。文明は崩壊する。」とポポフは付け加えた。
同時に番組は、標的となりうる地域を示したヨーロッパの地図を提示した。英国やヨーロッパを拠点とするニュースメディアはこの脅威を取り上げ、解説を特集した。
米国は先週水曜日、ワシントンで開催されたNATO首脳会議に関連して発表した:
「米国は2026年にドイツで、マルチドメイン・タスクフォースの長距離射撃能力のエピソード的展開を開始する。」
ホワイトハウスのウェブサイトに掲載された声明は、「完全に開発されれば、これらの通常型長距離射撃ユニットには、SM-6、トマホーク、開発中の極超音速兵器が含まれる。」
この進展に、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は反論した:
「ヨーロッパは我々のミサイルの標的であり、我が国はヨーロッパにおけるアメリカのミサイルの標的である。我々はこれらのミサイルを封じ込める十分な能力を持っているが、潜在的な犠牲者はこれらの国の首都である」と彼は説明した。
「ヨーロッパはバラバラになりつつある。ヨーロッパは最高の瞬間を迎えていない。冷戦を振り返りながら、異なる構成では、歴史の繰り返しは避けられない」と語った。
ドナルド・トランプが11月以降にホワイトハウスに就任した場合、彼がワシントンが提案した超侵略的なミサイル拡張計画に固執するのか、それともウクライナの和平を目指して武器配備をめぐる緊張緩和を望みながらミサイル拡張を中止するのか。注目される。
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