ゼロヘッジ:世界のGDPに占めるG7の割合の減少を可視化する
https://www.zerohedge.com/geopolitical/visualizing-g7s-declining-share-global-gdp
2024年7月17日(水) - 午前07時00分
1975年に結成されたG7は、先進7カ国(米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、イタリア、日本)が経済政策で協力し、世界の安定を促進するためのグループである。発足当時、これらの国々は第2次世界大戦後の経済秩序をリードし、政治・経済体制も類似していた。
世界の他の地域で新興国が成長するにつれ、G7の経済的影響力は著しく低下した。
この傾向をより詳しく知るために、Visual Capitalistのマーカス・ルーは、1990年から2022年までの世界のGDPに占めるG7の割合をG20の傍らに可視化した。数字は世界銀行。
データと主な収穫
G20は、先進国と新興国が集まって国際協力を推進することを目的に設立された拡大グループである。G7には加盟していないが、G20に加盟した主要国には、中国、インド、ブラジル、サウジアラビアなどがある。
このグラフを作成するために使用したデータは、以下の表で見ることができる。
年 G7のGDPシェア(%) G20のGDPシェア(%)
1990 66 80
1991 66 81
1992 67 81
1993 67 82
1994 67 82
1995 66 81
1996 65 80
1997 64 81
1998 65 80
1999 66 81
2000 65 81
2001 65 81
2002 65 80
2003 64 80
2004 62 79
2005 60 78
2006 58 78
2007 55 77
2008 52 76
2009 53 76
2010 50 77
2011 48 77
2012 47 77
2013 46 77
2014 46 77
2015 46 78
2016 47 78
2017 46 78
2018 45 78
2019 45 78
2020 46 78
2021 44 78
2022 44 78
世界のGDPに占めるG7の割合は1994年の67%から2022年には44%に縮小した。
同じ期間、世界のGDPに占めるG20の割合は80%前後と比較的安定した。新興市場が世界経済に占める割合が相対的に高まった。
G7とは何なのか?
G7が世界のGDPに占める割合が低下することで起こりうる結果:
世界的影響力の低下:世界の経済政策や基準を形成する能力の低下。
貿易力学の変化:他国の経済的台頭による貿易関係や同盟関係の変化の可能性。
投資フローの変化:G7 諸国以外の経済成長速度の速い国々へのグローバル投資の方向転換。
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