ノルドストリーム爆破、ウクライナ軍が独断決行か CIAはゼレンスキーに中止要請 - ウォール・ストリート・ジャーナル
https://sputniknews.jp/20240815/cia-18967179.html
2024年8月15日, 16:52
海底パイプライン「ノルドストリーム」の爆破テロで、ウクライナ軍のザルジニー総司令官(当時)が、米CIAやゼレンスキー大統領の中止指示を無視して決行したと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。
同紙の情報筋によると、ゼレンスキー大統領は一度は計画を承認したものの、それを知ったCIAが中止を要請。だが、ザルジニー氏は大統領の指示を無視し、計画にも変更を加えた。爆発の後で「破壊工作グループは派遣後連絡が取れず、呼び戻すことはできない」と説明したという。
破壊工作の費用は約30万ドルで、実行犯らには民間人と軍人の両方が含まれていた。ウクライナの実業家の資金提供も受けていたが、証拠を残さないために口頭で合意に達したとされている。
一方、ザルジニー氏本人は関与を否定していると伝えられている。
独メディアは14日、独連邦検察庁が事件に関与した疑いのあるウクライナ人の男の逮捕状をとったと伝えた。検察は公式にはコメントをしていない。
事件は2022年9月に発生。これまでにウクライナ関与説や米独などNATO諸国による犯行など様々な説が報じられている。ロシアは沿岸国に共同調査を打診したが、前向きな返答は得られなかった。
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https://www.rt.com/news/602603-germany-reports-arrest-warrant-nord-stream/
2024年8月14日 11:53
ドイツ、ノルド・ストリーム号爆破事件で初の逮捕状を発行
容疑者はウクライナ国籍の「ウラジミールZ」であると報じられている。
ドイツ連邦検察は、ノルド・ストリーム・ガスパイプラインの破壊工作に関連して、初の逮捕状を発行したと地元メディアが報じた。容疑者は「ウラジミールZ」と名乗るウクライナ人と見られている。容疑者がキエフの軍や諜報機関とつながりがあるかどうかは不明。
2022年9月、バルト海のパイプラインを破裂させた爆発の責任を主張する者は今のところいない。破壊工作の結果、ロシアからドイツへのガス供給はストップした。並行して敷設されていたノルド・ストリーム2も被害を受けたが、EUの官僚主義によって延期され、一度も稼働していなかった。
ドイツ国営放送『ARD』、『Suddeutsche Zeitung』、『Die Zeit』各紙は2日、イェンス・ロンメル連邦検察官が6月上旬にこの事件で最初の逮捕状を発行したと報じた。容疑者が特定された一方で、その同胞である2組の夫婦の名前が共犯者候補として挙がっているという。
ドイツ当局は、失踪前にワルシャワの西まで追跡されたとされる容疑者の居場所を突き止めるため、ポーランド当局に協力要請を行ったと報じられている。
ARDは、火曜日に容疑者と電話で連絡を取ることができたと報じ、『ウラジミールZ』は妨害行為とは無関係だと主張したと付け加えた。
国営放送によると、妨害工作員と推定される人物は「アンドロメダ号」という名のヨットで妨害現場に向かったという。しかし、ポーランド当局は、このヨットの航海は「純粋な観光目的」であり、乗組員にも不審な点はなかったと主張している。
ドイツの検察当局はポーランドの説明に懐疑的だとARDは報じた。ポーランドの当局者はまた、ヨットと乗組員のCCTV映像はすでに削除されているとドイツ側に伝えたとされる。
EUの国家間規制にもかかわらず、ワルシャワはウラジーミル・Zの居場所に関するベルリンの協力要請に応じなかった、とARDは主張している。
ドイツのメディアによると、捜査当局は容疑者とウクライナの軍や情報機関を直接結びつける確実な証拠をまだ見つけていない。キエフの高官は、ノルドストリーム・パイプラインの破壊への関与を公式に否定している。
ドイツ検察庁は公式コメントを発表していない。
ロシア当局は、ドイツへのロシアのガス供給が途絶えることで最も得をするのはアメリカだと指弾している。モスクワは、導管が破壊される前に何度も、ノルド・ストリーム・プロジェクトに関してワシントンが表明した公的な不満を引き合いに出している。
クレムリンはまた、西側諸国が爆発の調査努力を妨害していると非難している。
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