2024年9月5日木曜日

IMF、ウクライナに通貨切り下げを迫る

https://www.rt.com/business/603519-imf-ukraine-currency-devaluation-tax/

2024年9月4日16:13

予算不足を補うため、キエフにさらなる努力を要求する。

国際通貨基金(IMF)はウクライナ政府に対し、援助を継続するために予算不足を補うよう圧力を強める見通しだと、ブルームバーグが関係者の話として水曜日に報じた。

IMFのチームは今週後半にキエフを訪れ、政府が金利引き下げ、増税努力の強化、通貨切り下げなどの目標を達成しているかどうかを審査することになっている。ウクライナが156億ドルの融資プログラムから次の11億ドルのトランシェを受け取るためには、これらのステップを追求する必要がある。

ウクライナの国家財政は、米国、EU、IMFからの約1220億ドルの国際援助によって支えられてきた。しかし、キエフは2025年にまだ150億ドルの予算ギャップに直面しており、債権者からの資金提供の約束ではまだカバーできていないと、デニス・シュミガル首相は先月述べた。

情報筋が通信社に語ったところによると、赤字を埋めるために、ワシントンを拠点とするこの機関は、ウクライナ国立銀行に対し、より速いペースでフリヴニャの切り下げを行い、緩やかなインフレの中で金融政策を緩和するよう促す予定だという。この措置によって、ウクライナの自国通貨建て予算収入が増加し、財務省の借入金が安くなると期待されている。

規制当局は、2022年2月のウクライナ紛争の激化以来、米ドルに対して30%以上下落している自国通貨のさらなる下落に反対していると伝えられている。ウクライナの中央銀行は10月、経済を支えるための幅広い取り組みの一環として、固定為替レートを緩和した。これ以上の通貨安を容認することは、中央銀行が物価の安定を維持する能力に挑戦することになる、と情報筋は述べた。

さらにIMFは、キエフの増税努力は甘すぎると批判し、より幅広い増税を検討するよう当局に求めたと報じられている。付加価値税を現在の20%から引き上げることも提案のひとつだと、この問題に詳しい関係者はブルームバーグに語っている。

戦時動員、国家腐敗の懸念、恒常的な停電、エネルギー価格の高騰のなか、増税に伴う通貨安は政治的なダメージとなる。


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