数千人のインド人がサイバー奴隷に-メディア
https://www.rt.com/india/604966-thousands-indians-trapped-as-cyber-slaves/
2024年9月30日 16:15
ニューデリーは、東南アジアでマネーロンダリングやデート詐欺に追い込まれた市民を特定している。
数千人のインド人が東南アジアの数カ国で奴隷として働かされているようだ。
カンボジア、タイ、ミャンマー、ベトナムなどの国々で、マネーロンダリング、暗号通貨詐欺、出会い系や恋愛詐欺などの違法行為を強要されている。
インド入国管理局がまとめたデータによると、2022年1月から2024年5月までに観光ビザでこれらの国に渡航したインド人7万3138人のうち、3万人近くがまだ帰国していない。
報告によると、インド全土の人々が詐欺師に誘われ、偽のソーシャル・メディア・アカウントを作成し、女性の写真を使い、他の人にお金を投資するよう説得するよう指示されている。今年初め、インド政府によってこのような詐欺から救出された何人かの男性は、これらの国に送られる前に、エージェントから有利な仕事を斡旋され、その後パスポートを押収されたとIndian Express紙に語っている。
海外に閉じ込められているとされるインド人のほとんどは20代と30代である。3分の1以上がパンジャブ州、マハラシュトラ州、タミル・ナードゥ州出身である。未帰国者の約70%がタイに渡航していた。
この問題は昨年、カンボジアに関連するサイバー犯罪組織をオディシャ警察が取り締まったことで世間の注目を集めた。NDTVによると、同国への旅行を斡旋していた複数の人物が、サイバー詐欺の被害に遭った連邦政府職員からの通報を受けて逮捕された。
インド政府は4月、カンボジアから250人の市民を救出したと発表した。彼らは全員、詐欺を働くサイバーギャングの犠牲になっていた、と外務省は報告している。
ニューデリーは5月、この問題に取り組み、制度的な抜け穴を特定するため、ハイレベルの省庁間パネルを設置した。同パネルは、現地レベルでの検証を実施し、東南アジアに閉じ込められているとされる人々の詳細を収集するよう、各地域政府に指示した。
当局はまた、香港、カンボジア、ラオス、フィリピン、ミャンマーでローミングサービスを利用しているインドの携帯電話番号に関するデータを共有するよう通信事業者に指示した。さらに、国際通信着信の35%を占めるとされるインドの携帯電話番号になりすました国際電話の着信をブロックするよう通信会社に要請した。
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