ゼロヘッジ:中国、ウクライナに不可欠なドローン供給を規制
2024年12月10日火曜日 - 午前07時20分
米国の懲罰的貿易行動と制裁に反撃するための継続的なキャンペーンの一環として、中国はウクライナとその戦争努力に悪影響を与える新たな輸出規制と拡大輸出規制を推進している。
ブルームバーグが月曜日に報じたところによると、ウクライナ軍では長い間、ドローンによる戦闘を重宝してきたが、北京は現在、無人車両の製造に不可欠な主要部品を制限している。
中国の製造業者は最近、無人航空機の製造に使われる主要部品のアメリカやヨーロッパへの販売を制限し始めた。
この動きは、西側当局者が新年に北京が実施すると予想している、ドローン部品に対するより広範な輸出規制の前哨戦である。ある関係者によれば、これらのルールは、部品の使用目的に基づいたライセンス承認や、中国企業に対する出荷計画の政府への通知という、より緩やかな要求という形をとる可能性がある。
情報筋はさらに、貿易政策に関する北京とワシントンの対立の激化の一環として、「モーター、バッテリー、フライトコントローラーの中国メーカーが、納入量に上限を設けたり、出荷を完全に停止している。」と説明した。
国防総省に製品を供給する米国企業を標的とした中国の報復制裁がここ数カ月続いていることが背景である。米国企業は、中国が生産した重要な部品へのアクセスをますます失っている。
過去3年近くの戦争の間、ウクライナから文字通り何百回もの無人機攻撃を受けてきたロシアは、米中の緊張を黙って見ていることができる。
ウクライナの無人偵察機は、ロシアの石油・エネルギー備蓄基地やセヴァストポリの海軍資産、ロシア各地の空軍基地を損傷させるのに効果的だった。
ウクライナの無人機が、シリアを占領したばかりのシリアのジハード主義者の手に渡ったという報告がある。この数カ月間、シリア軍に対してますます高性能の小型無人機が使用され、その効果と士気を低下させるのに役立ち、これがシリア軍の崩壊につながった。
中国の部品がなければ、西側諸国の無人機兵器は一時的に生産が中断され、後退する可能性がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム