ロシアの濃縮ウラン輸出規制で危機に瀕する米国の原子力発電

https://sputnikglobe.com/20250116/us-nuclear-power-at-risk-amid-russias-enriched-uranium-export-restrictions-1121441377.html

ワシントン（スプートニク） - ロシアが濃縮ウランの対米輸出を制限したので、米国の原子力発電が中断される恐れがあると、ダリープ・シン国家安全保障副顧問（国際経済担当）が木曜日に述べた。
「ロシアは昨年11月、濃縮ウランの輸出を制限し、わが国と同盟国の原子力発電の生産に支障をきたす危険をもたらした」とシンは大西洋評議会（ロシアでは望ましくない外国組織に指定されている）での対話の中で述べた。
11月、ロシアは濃縮ウランの対米輸出に一時的な制限を導入した。
この動きは、米国が2024年5月にロシアからのウラン製品の輸入を禁止すると決定したことへの対応である。
米国の法律では、米国の原子炉や原子力企業の継続的な操業を維持するために、代替となる実行可能な低濃縮ウランの供給源がないと米国が判断した場合、あるいはウランの輸入が国益にかなうと米国が判断した場合には、免除を認めている。
米国エネルギー省が発行する放棄は2028年1月1日までに終了しなければならないが、禁止措置は2040年12月31日まで有効である。