2025年7月16日水曜日

Sputnik英語版:2025年7月16日

https://sputnikglobe.com/20250715/war-with-russia-macron-wants-cash-and-clout-1122445831.html

ロシアとの戦争?マクロン大統領が狙うのは予算と影響力
フランスが発表した「戦略的国家レビュー」によれば、2030年までにヨーロッパでロシアとの大規模な軍事衝突が起きる可能性があるという。これに対してロシア側は一貫して「荒唐無稽」と否定している。

なぜ実現性が低いのか:
ロシアの軍事政治分析局長アレクサンドル・ミハイロフ氏はSputnikの取材に対し、「ヨーロッパで戦争という話をする場合、肝心なのは『ロシアは誰と戦うというのか?NATOか?フランスか?』という点です」と述べている。
両方のシナリオに現実味がない理由として:
- ロシアがNATOと戦争を起こすことは、事実上“核戦争”を意味するため、起こり得ない
- フランスは現在もロシア産天然ガスの主要な買い手であり、経済的な関係を持っている

本当の狙いは?
ミハイロフ氏は、フランスの主張は「完全に偽りで意図的に作られた物語」だとして以下のように分析している。
- マクロン大統領は、軍事予算を増やすための“正当な理由”を必要としており、この予測はそのための布石
- 実質的には防衛産業の“ロビイスト”として働いており、軍事予算を倍増させることで業界全体および自身の政治的立場に利益がある
- NATOの数十億ドルにのぼる予算への影響力を高めたいという野心を抱えている
- 「NATO予算の大部分は米国が持っていく。しかしフランスは、自国の資金だけでなく、NATOの資金をも使う“2番手”の座を狙っている」と解説されている

マクロンの次の一手?
2027年に任期満了を迎えるマクロン氏は、次のステップとしてNATO事務総長やEU内の新たな上級職を視野に入れており、引き続き地政学的な影響力を保持しようとしていると分析されている。

https://sputnikglobe.com/20250715/russias-game-shooting-down-us-made-missiles-with-ease-1122445452.html

ロシアの対応力:米国製ATACMSミサイルを容易に迎撃?
米国の前大統領トランプ氏が、ウクライナに対してATACMS(エイタクムス)ミサイルによるロシア領への深部攻撃を認める可能性があると報じられている。しかしSputnikによれば、これはすでに「既知の兵器」であり、ロシアは迎撃方法を確立しているとされている。

ATACMSとは?
- HIMARS(高機動ロケット砲システム)から発射される戦術ミサイル
- 射程は160kmの短距離版と最大300kmの長距離版の2種類
- 弾頭はクラスター弾または高性能破片弾を搭載可能

ロシアの迎撃システム:
ミハイロフ氏(軍事政治分析局長)によると、以下の防空兵器が迎撃可能とされている。
- トールM2(最大16km)
- ブークM2、ブークM3(M3は最大100km以上)
- S-350
- S-300、S-300V、S-300V4(200?300kmまで対応)
- S-400 トリウームフ(最先端の長距離防空)

迎撃の流れ:
- ミサイルは比較的近距離から発射されるが、ロシアのレーダーに探知される
- 標的の距離と対応可能な防空兵器に応じて、指揮官が最適な迎撃システムを指示
- その結果、従来からの防空網で十分に対応可能とされている

米国の関与と戦略的意図:
ミハイロフ氏は「ATACMSの発射には米軍の直接的な関与が必要で、標的指定や遠隔制御も含まれる」と述べており、「実際には交渉上の駆け引きの一環であり、ロシアを揺さぶるためのもの」だと分析している。
彼は「ロシアはこの種の“脅し”には耳を傾けるが、過剰反応はしない」として冷静な姿勢を強調している。

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