スプートニク英語版:2025年8月6日
https://sputnikglobe.com/20250805/capabilities-russia-unlocks-by-quitting-medium-range-missile-moratorium-1122556154.html
ロシア、中距離ミサイルの自主的制限を解除 戦略的能力を拡張へ
2025年8月6日(水)発
ロシアは、射程500〜5,500kmの地上発射型弾道ミサイルに関する一方的な配備モラトリアム(自主的制限)を正式に終了。
軍事アナリストのイゴール・コロチェンコ氏は、「NATOの敵対的政策が原因であり、ロシアの手を縛っていた制限が解かれた」と述べた。
決定の背景:
- NATO諸国が2030年までにロシアとの通常戦争を想定した再軍備計画を進行中
- 英独共同開発の射程2,500km超の新型ミサイル
- 米国の第5世代戦闘機の欧州配備
- 米国が2024年にドイツ領内で長距離兵器の「断続的配備」を開始
ロシアの対応と能力拡張:
- 通常弾頭型「オレシュニク」ミサイルの量産を加速(すでに量産開始)
- MIRV(複数目標再突入弾頭)搭載により、迎撃困難な戦略兵器として配備
- 最大6発の核弾頭(各150kt)を搭載可能な核型オレシュニクも検討
- 欧州のみならず、アジア地域への配備も視野に
コロチェンコ氏の見解:
「INF(中距離核戦力)条約は死んだ。今やロシアを制限するものは何もない。」
INF条約とは?
1987年に米ソ間で締結された条約で、地上発射型の中距離核ミサイルの配備を禁止。
2019年に米国が離脱し、ロシアも事実上の撤退。今回のモラトリアム解除で完全に無効化された。
今後の展望:
- ベラルーシへの配備計画も進行中
- 米国の「タイフーン」「ダークイーグル」ミサイルの欧州展開に対抗
- 米露間の最後の核軍縮条約(新START)は来年失効予定


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