2026年6月1日月曜日

ラリー・C・ジョンソンのSONAR21:アメリカの製油所が重質油に特化してる件をトランプが隠してる 他

https://sonar21.com/trump-continues-to-sabotage-any-chance-of-making-a-deal-with-iran/

トランプはイランとの取引をぶち壊し続けている

2026年5月31日 ラリー・C・ジョンソン

トランプとその腰巾着の国家安全保障チームは、イランとの交渉について、相変わらず夢物語の中に生きとる。数日前、DCの連中は取引が成立するんじゃないかと胸をときめかせとったが、金曜午後のトランプと国家安全保障チームの会議が終わった途端、その期待は木っ端微塵になった。ニューヨーク・タイムズもアクシオスも土曜日に報じとるけど、これが本当やとしたら、外交的な合意なんて夢のまた夢やな。

両メディアとも、トランプが態度を硬化させとること、そしてイランの対応がアメリカに不満足やという点で一致しとる。彼らが強調しとる核心的な問題は、ホルムズ海峡の再開、イランの核能力の制限、そして攻撃再開の脅しや。両方とも交渉は続いとるが脆いもんやと指摘しとるけど、足並みは完全には揃っとらん。

アクシオスは、トランプ自身の言葉や米政府高官のコメントを多用して、いつものように内部情報に特化した簡潔なスタイルで記事をまとめとる。5月中旬、アクシオスは、トランプが「イランに残された時間は少ない」と直接語ったと報じた。もしテヘランがもっとマシな提案を持ってこんかったら、「もっと強烈な一撃を食らわす」「早く動かんと何も残らんぞ」と脅しとったそうや。

アクシオスの報道は、イランの最新の対抗案に対するトランプの不満を強調しとる。米政府当局者はそれを「核開発について不十分や」と切り捨てとる。アクシオスは、トランプが提示しとる二択、つまり「まともな譲歩をするか、軍事行動(爆撃による交渉)を受けるか」を浮き彫りにしとる。トランプは焦っとるが、それでも自分に有利な条件での取引を望んどる。ただ、国内のインフレやエネルギー価格の高騰が、取引を急がせる要因になっとることも書き添えとるな。

一方でニューヨーク・タイムズは、トランプのアプローチが混乱を招いとると分析しとる。タカ派と、国内の経済的な痛みを和らげるために早急な取引を望む連中との間で、内部の綱引きが起きとるんや。タイムズの記者は、トランプが平和枠組みの条件を厳しくしてイランに突き返したこと、それがハメネイ師への圧力やということは書いとるが、イランがどう反応するかについては何も触れとらん。単にトランプが圧力を強めとる一方で、それがイランの強硬な立場を変えるにはほとんど効果がないことを指摘するにとどまっとる。ウラン濃縮や核開発の問題がその筆頭やな。

CIAにおった頃、ワイらはこれを「当たり前の分析」と呼んどった。タイムズもアクシオスも、これらの問題に対するイランの立場が極めて強硬で譲歩の余地がないという事実に触れようとしとらん。イランは主権を行使してホルムズ海峡を通る船舶を制御し続けるつもりやし、いかなる状況でも、濃縮ウランの備蓄をアメリカに引き渡すことはない。トランプと顧問連中がそれを理解しとるかどうかは怪しいもんやけど、メディアがこの現実を国民に伝えてくれると助かるんやけどな。

このプロセスは、来週初めにパキスタンの仲介者がイランの回答をトランプの新たな要求に持ち帰るまでダラダラと続くやろう。トランプがイランの受け入れ可能な取引に応じるには、アメリカ国内でよっぽど大きな経済ショックが起きんと無理やと思うで。まあ、あんまり期待せんと待っとき。

最近の「カウンター・カレント」の動画で、アレックス・ホワイト(別名レポーターファイ・メディア)にインタビューしたで。彼はデリバティブトレーダーで、数年間中国に住んどる。動画の前半では中国での生活が実際どんなもんか語り合って、後半は世界経済の危機的な状況について話しとる。

(アレックス・ホワイト | 中国はアメリカを追い越しとる。これは始まりに過ぎない)

マリオもようやく、トランプは誠実に交渉する気がないことに気づいたんやないか。西アジアで本物の停戦が実現する見込みは薄れとる。

(イラン停戦について)

スタス・クラピヴニクと木曜に話して、ウクライナの最新情勢についても語り合ったで。

https://sonar21.com/trumps-oil-confabulations/

トランプの石油に関する出まかせ

2026年5月29日 ラリー・C・ジョンソン

ドナルド・トランプは、アメリカがロシアとサウジアラビアを合わせたよりも多くの石油を生産しとると繰り返し主張しとる。2026年に入ってからも何度もこの発言をしとるし、多くの場合、自身の「掘れ、掘れ、もっと掘れ(Drill, Baby, Drill)」という政策の成果として強調しとるな。ただ一つ、小さな問題がある……。それは正確には真実やないということや。

米エネルギー情報局(EIA)によると、アメリカの原油生産量は2025年に3%(日量35万バレル)増加し、日量1360万バレルという過去最高の年間生産記録を打ち立てとる。サウジアラビアの原油生産量は、2月28日のホルムズ海峡封鎖前には日量約1008万6000バレルで、2025年12月の日量1007万3000バレルからわずかに増加しとった。で、ロシアはどうか? 2025年のロシアの生産量は日量910万?930万バレルやった。

トランプの主張は、石油液体の合計、つまり原油にエタン、プロパン、ブタンといった天然ガス液体、さらに製油所の処理増分やその他の液体を加えた場合のみ技術的に正確と言える。この広義の定義を使えば、アメリカが合計で日量2300万?2400万バレルを生産し、ロシアとサウジアラビアの合計である日量2100万?2200万バレルを上回っとるというのは事実や。

だが、ここに問題がある……。アメリカはエネルギー自給できとらんのや。ダニー・デイビスとアート・バーマンの会話(ここをクリック)を見てみてくれ。トランプがアメリカが世界最大の産油国だと自慢するとき、彼は誤解を招くような話をしとるんや。アメリカが膨大な量の石油を生産しとるというのは真実やが、その生産される石油の種類は、製油所のインフラや経済が実際に必要としとるものと完全には一致しとらん。そのため、輸入を続けることが経済的に都合がいいだけでなく、構造的に必要不可欠になっとるんや。

石油地質学者でありエネルギーコンサルタントでもあるアート・バーマンは、現在進行中の米・イスラエル・イラン戦争によってホルムズ海峡で発生しとる混乱が引き金となった世界的な石油供給危機が、すぐには解決せんやろうと説得力を持って論じとる。彼はトランプ政権が発表するアメリカの石油生産や価格に関する楽観的な声明とは対照的な、現実的でデータに基づいた見解を提示しとる。

ホルムズ海峡が封鎖されて以来、私が主張しとるのと同じ論拠をバーマンが展開してくれて嬉しかったで。つまり、(機雷、攻撃、米軍の行動による)封鎖や遮断によって、海運貿易の約20%にあたる膨大な量の石油が世界市場から消えたということや。これは歴史上前例のない衝撃であり、簡単かつ迅速な代替案なんてない。在庫は急速に減らされており、その遅行効果が今後数ヶ月のうちに激しく跳ね返ってくるはずや。

バーマンの分析の中で最も興味深かったのは、トランプの主張とは裏腹に、石油に関してアメリカはエネルギー自給しとらんという指摘や。アメリカのシェール生産は圧倒的に軽質スイート原油(低密度・低硫黄)や。しかし、アメリカの製油所インフラ、特に巨大なメキシコ湾岸の精製施設は、数十年前に重質サワー原油を処理するために建設・最適化されたもんや。このため、アメリカは既存の製油所を動かすためにカナダ、メキシコ、ベネズエラ、サウジアラビアなどから重質原油を輸入せなあかん一方で、シェールから採れる軽質油をアジアや欧州へ輸出しとるんや。

アメリカは経済の要であるディーゼルのために、重質サワー原油に依存しとる。アメリカ経済はディーゼルに大きく依存しとるが、これは重質原油から作るのが一番効率がいいんや……。トラック、列車、農業機械、建設機械、そして北東部の暖房用石油はすべて、重質原油から作られる留出燃料に頼っとる。アメリカのシェールからは国内のディーゼル需要を満たすだけの重質分が採れんから、わが国の経済は構造的に供給停止に対して脆弱であり、いくら軽質油を生産しようが、輸入は構造的に必要不可欠なままなんや。

この事実は、1月のトランプによるベネズエラ侵攻に新しい光を当てとる。2025年3月、サウジアラビアはアメリカへの原油供給国としてカナダ(日量380万バレル)、メキシコ(日量39万7000バレル)、ベネズエラ(日量25万3000バレル)に続く第4位(日量19万6000バレル)やった。しかし、マドゥロを捕らえて以降、アメリカのベネズエラ産重質原油の輸入量は約3倍に増えとる。2025年12月の日量約9万9000バレルから、2026年初頭には日量50万バレル近くにまで達しとるんや。これはここ数年で最も劇的なアメリカの原油輸入パターンの変化であり、私が先に指摘した重質原油の供給ギャップに直接対処しとるものや。

このことを踏まえると、こう問うのが妥当やないか……。トランプ政権はホルムズ海峡の封鎖を予期し、マドゥロの捕獲をベネズエラからの重質原油輸入を増やすための口実として使ったのではないか? そう考えると、うーん、考えさせられるな。

狂ったように忙しいポッドキャストの日やった。最初はニマとウィルカーソン大佐から始まった。

(ラリー・ジョンソン&ウィルカーソン大佐:米軍艦4隻がホルムズ海峡へ突入しようとしたが、その後イランが発射)

チェコ共和国のミロスラフと初めて話したわ……可愛い子やったで。

(ラリー・C・ジョンソン ライブ!オリジナル対AJ - チャンネル「Pod Poklickou」での初のインタビュー! 2026年5月29日)

サビー・サブスが、ルーマニアでのドローン攻撃について議論するために私を捕まえたわ……。当初はロシアのせいにしようと必死やったが、ルーマニアの大統領は後にそれが電子戦で撃墜された迷走ドローンやったと認めた。

https://sonar21.com/avoiding-catastrophic-failure-in-cuba/

キューバにおける破滅的な失敗の回避

2026年5月28日 ラリー・C・ジョンソン

2026年5月28日

宛先:大統領

差出人:良識ある元情報機関専門家グループ(VIPS)

件名:キューバにおける破滅的な失敗の回避

トランプ大統領殿:

我々は、現在のアメリカの対キューバ政策が、アメリカに責任が及ぶ醜悪な人道的大惨事を招く可能性を急速に高めとると深く懸念しとる。また、いかなる軍事的な選択肢も、我々を負け戦に引きずり込むことになると確信しとる。

キューバはベネズエラやない。1959年のフィデル・カストロ台頭以前でさえ、アメリカとキューバの関係は決して良好ではなかった。ワシントンは、キューバ人の深い国家としての誇りや主権への切望、そして組織に対する彼らの尊敬の文化を一度も理解しとらんのや。好むと好まざるとにかかわらず、キューバ政府には残存する正当性があるし、大きな変化を望むキューバ人でさえ、外部からの攻撃があれば旗の下に結集するはずや。

キューバ国民は確かに苦しんどるが、アメリカの制裁や軍事介入に対する広範な大衆の支持を主張する報告書は、アメリカ政府の息がかかった連中によって色付けされとる。アメリカによる「最大限の圧力」という制裁下で現政権の支配を受けるか、新しいシステムの下で生きるかという偽の選択肢を突きつけられれば、確かに変化を望むキューバ人もおるだろう。だが、彼らの抗議は政府を非難することが目的やないし、キューバに大きな変化を求める連中でさえアメリカを信用しとらんのや。65年にわたる禁輸措置と進行中の石油封鎖は、我々に対する潜在的とはいえ深い疑念の源泉になっとる。

「キューバ政府の政策、慣行、行動はアメリカの国家安全保障に対する異常かつ並外れた脅威を構成する」と主張する1月29日と5月1日付けの大統領令の文言は、現実と政治的動機に基づく主張との混同を示唆しとる。こうした語りはほとんどがデッチ上げや。

確かにキューバはアメリカの制裁を回避する方法を模索しとる。生き残るためにそうするのはどの国でも同じやし、いくつかの国がそれを助けとるが、そのレベルは着実に低下しとる。そうした努力をアメリカに対する「脅威」などと呼ぶのは無理がある。理想を言えば、キューバ軍のビジネスコングロマリットであるGAESAがもっと透明性を持って運営されるべきやが、アメリカの攻撃的な諜報活動や制裁に直面しとる中で、彼らに秘密保持の必要性があることを見ようとせんのは冷笑的や。

少なくとも1992年以降、キューバがテロ組織に対して運用上、兵站上、あるいは訓練上の支援を提供したという証拠はアメリカ政府にはない。「テロリスト」の定義を、アメリカの法から逃れとる数人の逃亡者まで含めるように拡大するのは不誠実や。

1996年2月24日、キューバの領空を離脱する際に2機のキューバ系アメリカ人航空機が撃墜された悲劇的かつ不必要な事件をめぐる情報を注意深く再検証すれば、先週行われたラウル・カストロ前大統領の起訴が事実に裏打ちされたもんやないことは明らかや。

中国とロシアがアメリカに向けた信号諜報の「スパイ基地」をキューバで運営しとるという証拠もアメリカ政府にはない。情報コミュニティがよく知る通り、ロシアはソ連崩壊後に主要施設を放棄しとるし、中国の施設がアメリカを向いとるという兆候も一度としてない。

アメリカの人員に対するいわゆる「音響攻撃」や「マイクロ波攻撃」をめぐる議論は一部で激化しとるが、過去9年以上もの間、キューバが島内や中国、欧州、そしてアメリカでの攻撃に関与したという証拠は見つかっておらん。

アメリカの「民主主義促進」や政権交代プログラムの下で行われる秘密工作は、それをコントロールするアメリカ側の構成員の意向を支持する情報を作り出しとるため、結果として得られる図式は欺瞞に満ちとる。これらの秘密工作を詳細に検討することを推奨する。もし実行を承認するなら、大統領としての所見と正式な議会通知として署名しとけ。歴史を見れば、秘密工作の立案者がピッグス湾事件の見通しについてケネディ大統領を誤解させ、CIAの分析官たちが蚊帳の外に置かれとったという事実が残っとる。

政権の声明や積極的な航空諜報活動、そしてキューバ周辺での艦船の動きは、軍事行動への準備を示唆しとる。キューバ軍は脆弱で基本的な物資さえ欠いとるし、彼らの「全国民による戦争」というドクトリンは我々には甘い考えに見えるかもしれん。だがキューバは、自分たちが持っている、あるいは調達できる通常兵器、ひょっとすればドローンでさえ使って、指導部や重要な施設を守ろうとするだろう。

しかし、アメリカ主導の「政権崩壊」や占有、あるいは我々が選んだ政府の押し付けは、ひどい失敗に終わるはずや。針金ハンガーで57年型のシボレーを走らせ続けとる連中が、外国に押し付けられた政権に対して大混乱をもたらすだろう。政権の宣言はアメリカ軍を地上に送らんという賢明な傾向を示しとるが、キューバのナショナリストの群れが、我々が押し付けるどんなシステムをも静かに骨抜きにするということは知っておくべきや。これらのシナリオが移民圧力に及ぼす影響は破滅的なものになるやろうな。

報道によれば、アメリカはラウル・カストロ前大統領の孫と何らかの「交渉」を行っとるらしいが、彼はキューバで公的な地位を持っとらん。いずれにせよ、世界中の紛争における我々の経験から言わせてもらえば、こめかみに銃を突きつけられた状態での話し合いは、真の交渉とは言えん。キューバに対するアメリカの威圧は60年以上もの間、機能しとらん。封鎖も、指導者の頭に突きつけられた銃も、政治的な起訴もない交渉こそが、はるかにうまくいくはずや。

運営グループ 良識ある元情報機関専門家グループ(VIPS)

フルトン・アームストロング(元国家情報担当官・ラテンアメリカ担当、退職)

マーシャル・カーター=トリップ(元国務省外交官、情報調査局部門長、退職)

フィリップ・ジラルディ(元CIA作戦担当官、退職)

マシュー・ホー(元海兵隊大尉、イラク勤務・元国務省外交官、アフガニスタン勤務、VIPS準会員)

ラリー・ジョンソン(元CIA情報担当官・国務省対テロ担当、退職)

ジョン・キリアコウ(元CIA対テロ担当官、元上院外交委員会上級捜査官)

カレン・クビアトコウスキー(元空軍中佐、退職。2001-03年のイラク戦争の嘘の捏造を監視していた国防長官府に勤務)

レイ・マクガヴァン(元陸軍歩兵・情報将校、CIA分析官、CIA大統領ブリーフィング担当、退職)

エリザベス・マレー(元国家情報会議近東担当副国家情報担当官、CIA政治分析官、退職)

スコット・リッター(元海兵隊少佐、元国連イラク大量破壊兵器査察官)

コリーン・ローリー(FBI特別捜査官、元ミネアポリス支局法律顧問、退職)

ローレンス・ウィルカーソン(陸軍大佐、退職。ウィリアム・アンド・メアリー大学特別客員教授、VIPS準会員)

サラ・G・ウィルトン(海軍予備役中佐、退職。国防情報局、退職)

ロバート・ウィング(元国務省外交官、VIPS準会員)

アン・ライト(陸軍大佐、退職。イラク戦争反対により国務省外交官を辞職)

水曜夜にパスカル・ロッタズと交わしたチャットはこれや。

(ロシア、キエフのNATO戦争センターを攻撃、イランは大きく勝ち越し|ラリー・C・ジョンソン)

ガーランド・ニクソンと木曜午後の定期的な会話をやった:

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