ラリー・C・ジョンソン:サウジがひっこんだ
https://sonar21.com/the-saudis-back-down/
The Saudis Back Down
16 July 2026 by Larry C. Johnson
7月13日の月曜日、フーシ派の代表団が故アリー・ハメネイ師の葬儀からイラン経由で戻ってきた直後、サヌア国際空港の滑走路に空爆があった。イエメンのターヘル・アル・アキーリ国防相はXで、滑走路を攻撃したのはフーシ派代表団を乗せた飛行機を止めるためやったと投稿した。サウジアラビア国防省は、イランとフーシ派にイエメン領空から手を引かせるための外交努力は尽きたとし、敵対的な航空機には「あらゆる手段で」対応する、イランに責任があると主張した。
せやけど、Axiosのバラク・ラヴィッド記者がアメリカの当局者2人の話として報じたところによると、トランプが先週金曜日の電話会談で、サウジの指導者MBSに空爆の支持を与えたらしい。MBSがフーシ派に対する軍事行動の支援を求めて、それを得たっちゅうわけや。ホワイトハウスは直接のコメントを避けたし、サウジ大使館も返答しなかった。
直接の原因は地上戦やなくて航空機や。10日ほど前にマーハーン航空の便がサヌアに着陸した。これは10年以上ぶりとなるイラン・サヌア間の直行便で、ハメネイ前最高指導者の葬儀に向かうフーシ派代表団を乗せていた。サウジは、武器やイランの軍事顧問がフーシ派に持ち込まれることを恐れて、その後の飛行を阻止した。(ちなみに空港自体は5月のイスラエル軍の攻撃以降、ほとんど破壊されて使えん状態やった。)
サヌアへのサウジの攻撃を受けて、フーシ派は報復としてサウジ南西部のアシール地方にあるアブハー国際空港に向けて弾道ミサイルとドローンを発射した。ここはイエメン国境に近い山岳地帯で、国内の避暑地でもある。サレエが攻撃の声明を出した。サウジ主導の「イキり隊」の広報官は、南部に向けて発射された「弾道ミサイルの脅威に対処した」と述べた。死傷者は報告されとらん。
今回のやり取りは、2022年3月に非公式の停戦が発効して以来、サウジによるフーシ派への最初の攻撃となった。俺はサウジが月曜日のフーシ派の攻撃に対して火曜か水曜に報復すると思ったんやけど……ありがたいことに、俺の予想は外れた。サウジはフーシ派の陣地に対する追加攻撃はせんかった。
サウジの攻撃は愚かで無謀やった。現時点でサウジは紅海沿岸の都市ヤンブーから多少の石油を輸出できとる。このイエメンへの攻撃は、たとえ飛行場であっても、フーシ派がヤンブーの石油施設を攻撃してバブ・エル・マンデブ海峡を封鎖するリスクを孕んどった。紅海での操業が停止したり封鎖されたりしたらサウジがどんだけ脆いかを考えたら、MBS政府はイエメンとの信頼醸成にもっと取り組むべきやと思うやろ。ちゃうねん!サウジはフーシ派との戦争を再開させるところやった。
誰がMBSを説得してフーシ派が支配するイエメンへの追加攻撃を完全に止めさせたんかは知らんけど、サウジはそれ以降攻撃しとらん。サウジは経済的に、ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡の両方が同時に封鎖される事態には耐えられん。サウジアラビア王国では、少なくとも今はまだ、冷静な連中が勝ったみたいやな。
この記事のトップにある画像についての注釈やけど、ペルシャ湾の石油・LNGインフラの素晴らしい視覚資料やから貼ったんや。ペルシャ湾のエネルギー地理を理解する助けになるで。


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