2016年11月20日日曜日

TPPは「すでに死んでいる」呼ばわりされちゃってるぞ・・・という話

http://www.zerohedge.com/news/2016-11-19/tpp-dead-china-officially-launches-its-own-pacific-trade-deal

メディアでは首相や経産大臣が
「自由貿易こそが経済を成長させる。だからTPPを推進するのだ。」
という原則論を述べているいっぽう、ゼロヘッジのような海外メディアはTPPを
「お前はすでに死んでいる。むぺと。」
的な扱いをしている。それはそれとして、もし
「自由貿易こそが経済を繁栄させる」のなら、中国主導のFTAAP (Free Trade Area of the Asia-Pacific) でもええんじゃないかという理論的帰結なのだが、そうはいかないらしい。
つまり本質は、中国をはみごにするTPPか、中華アジアグループに入るかという、どっちかといえば経済よりも政治的問題ということだ。

それならそれで、原則論なんか捨てればいいのに。もし原則論に固執するなら、トランプさんの「自由貿易は地元経済も雇用も推進しない」という持論に、具体例を挙げて堂々と反論すればいい。ブレーンはいるはずだけど、傍証に足る例がないのか、それとも議論に決着がついていないのか。

アメリカではすでに、「TPPを殺したのは民間企業が政府を訴えることができる条項のせいだ」とか、いろんな議論が出ているらしい。
これを機会に、原則論がほんまに正しいのかどうか、エスタブリッシュメントにおかれては公開討論してほしいもんだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム