2015年5月23日土曜日

菊池由希子さんとか中田考さんみたいなオモロイ人たちの受け皿がない日本の体制

何百年も続く慣習「誘拐婚」って?コーカサスの人々が考える幸せとは
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120222/228157/

この記事を読んで、「誘拐婚でも当事者の女性がそれなりに幸せならええじゃないか」という菊池さんの意見に違和感とか異論が続出みたいです。それはそのはず、普通やないどころか、相当けったいでっせこの人。この場合の「普通やないどころか、相当けったい」というのは褒め言葉です。イラキ3バカトリオで有名になった高遠さんとはレベルの違いを感じさせられます。この菊池さん、モスクワ大学で学位とるところまでがんばったのにチェチェン人と関わり合ったためロシア政府に入国禁止を喰らってしまい、詳細はこちら
http://d.hatena.ne.jp/chechen/20100604/1275657815

ま、特技がロシア語しかないのにロシアから出入り禁止と言われたら食っていけませんわ。 でも
http://higashi-nagasaki.com/AzizA/index.html
を見るとハサン中田考さん(あのISISとコネをもっている人。大学の先生だったのに、例の一件でやめちゃったのか、いまはビジネスをやっているらしい)なんかとツルんでそれなりに楽しくやってそうでご同慶の至りです。

いまの日本っていうのは、こういうオモロイ人たちの受け皿がなくなってしまったようです。
このブログの前の投稿に木村肥佐生さんとか西川一三さんのことを書いたけれど、ラマ僧に扮してモンゴルから歩いてヒマラヤ超えてチベットにはいり、敗戦したって聞いたのでそれを確かめにインドまで歩いていって・・・なんて普通の人じゃない。
我が輩の恩師だって、東京外大でモンゴル語をやって、中国で研究者やってたら敗戦になったけど残留して、八路軍がおもしろそうだから会いにいったら拘束されて、中国語とかできたから通訳やってて、でもおもしろくなくなったからハグれてたら国民党軍に拘束されなんたらかんたらで帰国して、我が母校の教授になって、友好訪中団の宴会で火を噴く大道芸をしようとして止められるなんてオモシロすぎる。
でもこの時代の日本には、こういう人材がそれなりに暮らしていける受け皿があったのだ。
我が輩は不肖の弟子だけれど、師匠が生きたオモロイ時代の空気感を若い全身で吸収させてもらい、いまだに世間の通念ではわけのわからん国ばっかりで暮らして働いて楽しんで生きている。そういう立場から見ると、菊池さんとか中田さんは、せっかく日本人に生まれて豚食えて酒飲めるのになんでモスレムになったのかさっぱり理解できないし、友達になりたいとすら思わないけれど、でもけったいなオモロイ人として評価できるし、お国も政治家も親分犬の尻尾をいつかやめたいと思うのであれば、こういう人を受け入れる皿をつくるべきだと思う。

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