2015年6月26日金曜日

TPPは民主主義を面倒臭いと思ったグローバル企業が考えついた

でもカーギルとか、世界自動車連盟とか、グラクソスミスクラインとか、モンサントみたいなグローバル企業は、民主主義なんて面倒臭いことに関わってられない。安くて有能な人間とか、安くて安定供給してくれるエネルギーとか、原材料とか、市場を今すぐに欲しいのだ。だから、民主主義国家とか民族国家がてんでばらばらに決めたルール、たとえば「遺伝子組み換え大豆は使いません」とか「コメは一定量しか輸入しません」とか「人体に影響のある農薬は使わせません」たらいう取り決めを「企業の自由な活動を阻害するものだ」なーんて国際裁判所に訴えて、ローカルなルールを無効にできるようにしている。

これがTPPのキモなのだ。だから秘密交渉をしている。
秘密交渉なんて民主主義的じゃない!と怒っている人たちがいる。我が輩も怒っている。
そもそもTPPは、面倒くさい民主主義をスルーするためのものだから、民主主義とは相容れないのだ。

でも我が輩は楽観的だったりする。モンサントの農薬とか種子を使わなければいい。タキイ種苗を、値段が高くても愛用すればいいのだ。遺伝子組換え大豆を使用している醤油を買わずに、近所の人たちが働いている醤油屋さんやみりん会社の製品を買えばいい。得体の知れないトッPバリューなんて買わなければいい。醤油に128円くらい余計にだしてもいいじゃないか。会社を経営している人は、給料が高くても近くの学校を卒業した人を雇えばいい。

人ごとではない。我が輩はちなみに、タイ人の同僚に負けて、製造業をやめてパキスタンやイランではたらいている。まずなによりも、タイ人の同僚が有能だった。我が輩は文系で、その会社で6年しか働いていなかったけれど、やつは理系で叩き上げだった。製造業はなによりも、義理と人情の浪花節(GNN)じゃないといけない。第2に、タイ人のコストは日本人の1/3くらいだった。これがグローバル化された世界なのだ。
第3に、我が輩が住んでいた千葉県柏市や、近所の流山市や松戸市に放射性重金属が濃厚に降り積もった。我が輩は白斑症を発症した。だからパキスタンに職を求めて逃げた。

余談だが、というかこのブログはすべて余談なのだが、イランのテヘラン大学のある学部長に会ったとき、そのとても親切なおじさんは我が輩のおでこの白斑を見てこう言った。
「わしも白斑病になった。若かったわしは、イランイラク戦争で兵隊になって、劣化ウラン弾で攻撃された。白斑病は遺伝子治療で治ったのだが、もし貴殿がお悩みのようなら医者を紹介しよう。」

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