アメリカ政府とNATOが異口同音に欧州のエネルギーが心配とコメント
もちろんウクライナとロシアの国境でなんかあった場合、というはなし。
https://oilprice.com/Latest-Energy-News/World-News/US-Admits-Finding-Non-Russian-Gas-For-Europe-Is-A-Challenge.html
ロシアは欧州のガスの1/3を供給している。欧州のガス備蓄は過去最低レベルに落ち込んでいるうえに、ホワイトハウスによるとロシアが禁輸措置をくらったばあい、いきなり1/3がなくなってしまう。そこで急遽、代替供給元を探しているのだという。
候補のひとつがカタール。道理でカタールを同盟国認定したわけだ。そのカタールだけれど、供給してもいいけれど条件をつけたとのこと。
https://oilprice.com/Latest-Energy-News/World-News/Qatar-Willing-To-Sell-More-LNG-To-EU-Under-Certain-Circumstances.html
それは、カタールが供給したガスを欧州が第三者、すなわちスポット市場に転売しないこと。さらに長期契約を前提とすること。供給者としては当たり前のことを言っている。
NATOのシュトーレンベルクさんはワシントンのイヌよばわりされている不名誉な人。彼も異口同音に欧州のエネルギー事情をとつぜん心配しはじめた。
https://oilprice.com/Latest-Energy-News/World-News/NATO-Worries-About-Europes-Gas-Supply-Strategy.html
記事によると、ロシアのガス会社ガズプロムは西欧とトルコ78%、中央アジア22%のわりあいでガスを供給しているのだとか。
上述のカタールのことも詳しく書いてある。カタールはすでに能力いっぱいいっぱいで生産していて、生産分のほとんどは長期契約しているアジアに出している。だからロシアの肩代わりで欧州に出すとしても、よくて僅少。わるければゼロ。
じゃあアメリカのLNG。こちらも長期契約顧客が行列している状態で、さらに欧州としてはプレミアム価格で買いたくない。さらにロジスティックがない。ドイツはロシアのガスをいちばんたくさん輸入しているのだが、そのドイツにすらLNG専用ターミナルがない。2022年目標の建造計画はあったのだけれど、グリーン水素プロジェクトにハイジャックされてしまった。
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なにをいまさら、という対応。大東亜戦争のときの日本軍じゃあるまいし、戦争やりたいというのなら、まずエネルギーとかロジスティックを考えるでしょう、よほどのアホじゃないかぎりは・・・
というところで、ブランドン・スミスという人が「グローバリストはじつはアホのかたまりである」と喝破した。
https://www.zerohedge.com/geopolitical/globalist-reset-agenda-has-failed-ukraine-plan-b
いわく、いろんな陰謀をめぐらす人たちはきっと頭がよくて、実際にそうなのだろうけれど、たぶん10手先くらいまで戦略を考えている。その一歩一歩でいろんな可能性を想定して、それがだめだった場合はどうするか考えているに違いない。でも現実はそのどれかひとつか、あるいは想定外のルートしかたどらないのであって、つまりせっかく立案した戦略のほとんどは役に立たない。
例えていえば、束にしたダーツを標的に投げつけているようなもので、そのうち1本くらいはどっかに刺さるだろう。でも大衆はその刺さった1本をみて、「なんて頭のいいやつなんだ」と驚嘆する。そんなもんだ。
ダボスがぶちあげた「グレートリセット」もコロナワクチン強制接種法案も尻すぼみだ。アメリカのガンコントロール法案ですらどうにもならない。コロナについては、きっと西欧グループと武漢グループでウィルスの用途で意見の食い違いがあったのだろう。結果的に流出したウィルスは期待に反して毒性がそんなに強くなかったね、というオチである。
ビルゲーツ一味によるパンデミック予行演習プラン「イベント201」は禍発生の2ヶ月前におこなわれたが、その想定では6500万人が死ぬことになっていた。WHOの想定では世界人民の3%=2億3000万人。しかるに現実は0.27%だ。
これでは恐怖を煽るのに不十分なので、ロシアによるウクライナ侵攻をむりやりでっちあげた、と思われてもしかたがないじゃないか。
だからグローバリストはアホのかたまりだとブランドン・スミスさんはいうのだ。
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