2022年3月10日木曜日

第三次世界大戦はすでにはじまっている

 ゼレンスキーがそう言っている。

飛行禁止区域をつくるということはNATO=アメリカがロシアと戦争状態にはいるということだ、と指摘され「第三次世界大戦はすでにはじまっている。いまさらどんな違いがあるんだ?」

スロベニアの首相もそう言っている。

ロシアはフランスはもちろんのこと海峡を越えてイギリスまでやってくるつもりだ。第三次世界大戦はすでに始まっている、と。

そしてアメリカ人の多くが、飛行禁止区域を設定するというのがどういうことなのかよく理解しないまま、飛行禁止区域設定に賛同している。

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上はマイケル・トレーシーのブログから

https://mtracey.substack.com/p/ukraine-is-trying-to-goad-the-us?s=r

西欧の大勢が「第三次世界大戦はすでにはじまっている。なにをいまさら?」と考えているからこそ、ヴィクトリア・ヌーランドの公聴会の答弁があり得たのだろう。

マーク・ルビオ上院議員(当然のことながらそんな話はロシア発のフェイクニュースにきまっていると100%否定を予測して)「ウクライナは化学兵器や生物兵器を持っているのですか?」

ヌーランド「ウクライナには生物研究所があります。それらがロシアの手に落ちたら大変なことになるので、ただいまウクライナと連携しながらロシア側のそんな動きがあったらいかに防ぐかを協議しています」

ルビオ(ほとんど事実を認めてしまったのにあわててカットイン)「そんな兵器で攻撃があったとしたら、ロシア側がやったに100%決まっていますね?」

ヌーランド「その通りです」

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グレン・グリーンウォルドは、ヌーランドの答弁は生物兵器開発がウクライナでおこなわれていることを認めるものである。それはイラク戦争をはじめる理由とされた、サダム・フセインが大量破壊兵器を持っているはずだというプロパガンダよりも大事件だ、という。

https://greenwald.substack.com/p/victoria-nuland-ukraine-has-biological?s=w

拙者が思うに、何年も何年もアメリカ大統領の背後でいろんな悪事を画策・実行してきた、めっちゃ影響力の強い、そして注意深いヴィクトリア・ヌーランドが、公聴会で事実をあっさり言ってしまう背景とはこういうことなんじゃないか?・・・なにをいまさら生物兵器・化学兵器開発なんて微々たることで騒いでるんだコバンザメどもが・・・と。

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秀逸なポーランドの機転でドイツのアメリカ軍基地に行くことになったミグ戦闘機。もしそれをウクライナに供与したらエスカレーションに繋がるという理由で、アメリカ政府はあきらめたらしい。

https://www.theepochtimes.com/us-wont-give-polands-jets-to-ukraine-over-concerns-putin-would-see-the-move-as-escalatory_4327567.html

いまのところ日本の頭上を核ミサイルが飛び交うという事態にはならないようだ。が。

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追記

「第三次世界大戦がすでにはじまっている」と言っているのは、おもに弱小国だ。ヌーランドが生物化学兵器開発をうっかり認めてしまったのは、10年以上にわたって夫婦そろってネオコン政策を画策立案実施してきた驕りがあったのではないか。


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