英国人ボランティア、ウクライナの前線に参加するよう「操作された」と語る

https://www.rt.com/russia/555588-british-volunteer-captured-ukraine/

2022年5月17日 07:28

英国人は、民間人を助けるために来たが、ウクライナの将校によって戦闘に押し出されたとRTに語った

プリマス出身のアンドリューは、負傷した民間人を治療するためにウクライナに渡ったが、数週間のうちに砲撃され、撃たれ、捕虜になったと語る。病院で回復中の彼は、自分と仲間のボランティアが「操られ」、まさに避けることを誓った任務に就かされたとRTに語った。

英国で足場工として働いていた35歳のアンドリューは、ニコライエフの近くでウクライナの国際軍団の部隊に所属していたが、ロシアの壊滅的な砲撃に遭った。ロシア軍は彼の陣地を攻撃し、アンドリューは腕に銃弾を受け、降伏した。

「私は戦うためにそこにいたのではありませんから、降伏しました」と彼はRTに語った。戦ったチームメイトについては、「彼らは殺されました。」

アンドリューは、戦闘に参加するつもりはなかったし、戦闘に近づくつもりもなかったという。3月にウクライナ紛争に関する報道を見て、「ウクライナは人々に助けを求めている」という印象を受け、ウクライナ大使館に連絡を取ったという。

子供たちを残してイギリスからポーランドに飛び、ウクライナ国境に向かった。そこで「難民支援」をした後、国際軍団の「ヤコブ」という男性に声をかけられ、「英国軍で培った基礎医学の経験が、ウクライナ国内でさらに活かせるかもしれない」と言われたという。

「悲しい気分です」と彼はRTに語った。「外人部隊だけでなく、ウクライナでも。外人部隊だけでなく、西側メディアを通じて英国で騙されたような気がします。」アンドリューは、「人々は皆、ウクライナを助けに来て、ウクライナに行き、ウクライナを助ける」というニュース報道が、この旅を簡単なように思わせたと語った。

ウクライナに入ると、アンドリューはリヴィウのある建物に行き、そこで彼と外国人の一団は、安全のためと言われて数日間、屋内に入れられた。彼は英国陸軍に所属していたが、戦闘経験はなく、彼のようなボランティアは、戦うためにウクライナに来た退役軍人とは別に待機させられたという。

そこから一行は、外国人新兵のための訓練センターがロシアのミサイルで破壊されたヤヴォリフにバスで移動し、その後キエフに向かった。ウクライナ人の担当者は、リヴィウと同様の状況になると告げた。『鍵をかけられ、建物から出られない、中にいなければならない、食事と水が提供される、次の指示まで待て』と言われたのだ。

アンドリューが初めてウクライナ市民と交流したのは4月初旬のブチャの町で、そこで調理や配給を行ったという。ロシア軍が撤退した後にブチャに到着したが、ウクライナ政府が後にロシア軍の仕業とした戦争犯罪の痕跡を、彼は全く見なかったという。

「私自身は死体も見ていないし、何も見ていない。手付かずのように見えた」と振り返り、町の郊外にとどまったと付け加えた。「すべてが普通に思えた。戦闘の気配もなかった」と振り返った。

ブチャで1日過ごした後、バスでニコラエフに向かったが、そこは「思っていたより戦線に近い」という。ニコラエフ市郊外にある6人の外国人部隊に移った後も、「静かなものだ」と彼は言った。しかし、前線に送られた翌日、その陣地は攻撃された。

「腕を撃たれ、骨を折られた」と彼はRTに語った。ロシア軍が進軍してきたとき、アンドリューは利き手を頭の上に置いて地面に横たわっていたが、ロシア兵が彼を穴に引きずり込んで応急処置を施してくれたという。「生き延びたのはとても幸運だった」と彼は振り返る。「応急処置をしてくれたロシア兵が私の命を救ってくれたのです。弾丸が動脈を切り、出血していたのです」と彼は振り返った。

アンドリューを捕まえたロシア兵は、彼が手術と尋問のためにロシアの戦線を移動する前に、彼にタバコを差し出した。現在、ドンバス人民共和国（DPR）管轄の病院でさらに2回の手術を待っている彼は、RTに、彼のように「なりたくない状況」になってしまったボランティアがたくさんいると語った。

イギリス、カナダ、アメリカ、ドイツ、デンマークのメンバーからなるボランティア仲間について、「みんな誰かを助けたいと思う普通の人たちだったようだ」と述べた。しかし、多くの人が「私と同じように」、民間人ではなく兵士を助けるように「操作された」ように感じたという。

捕まって以来、アンドリューは病院で「とてもよく」扱われているとRTに語った。「みんなとても親切だ。毎日医療補助を受け、1日3回食事を与えられ、水やお茶、コーヒーなど必要なものはすべて手に入れることができます」という。彼は、DPR（ドネツク共和国）当局が現在、彼を英国に戻すことを求めているが、移送の手配には英国内務省および在ロンドンのウクライナ大使館の協力が必要であると述べた。

ロンドンもキエフもDPRの要求に協力していないと、彼はRTに語った。

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